全国の通信記事
2025年9月29日号
長野 水曲柳開拓団犠牲者追悼法要
【長野】9月29日、飯田市・長源寺にて水曲柳開拓団の追悼法要が営まれた。水曲柳開拓団は戦前から戦中にかけて飯田下伊那地域から旧満州に渡った満蒙開拓団であり、1937(昭和12)年から敗戦までにのべ1095人が満洲へ渡っている。1975年に引き揚げ者らによって「水曲柳会」が発足して以来、旧開拓地訪問や現地との交流、追悼法要を実施してきた。当日は会員ら7名が参列し、犠牲者の名簿が納められた慰霊碑に手を合わせた。戦後80年の節目を迎え、会員らは平和への祈りを絶やさず次世代へと継承する決意を新たにした。
2025年9月27日号
長野 駒ケ根市大法寺で法燈継承式
【長野】9月27日、駒ケ根市・大法寺において、第15世藤塚義誠上人から第16世藤塚智徳上人への法燈継承式が営まれ、法要・祝宴合わせて僧侶や檀信徒ら180名が参列した。
義誠上人は昭和40年の住職承認以来、60年の長きにわたって大法寺の法燈を護持。その間、専任布教師や社会教導師、日蓮宗ビハーラネットワーク世話人などに就任。地域においては地元警察署の少年指導員や保護司、家庭裁判所調停委員に就任するなど宗門内外で活躍し多数の表彰を受けた。
「よろしく頼みます」という義誠上人の言葉とともに払子を受け取り、新住職となった智徳上人は奉告文にて「縁ある人に心から寄り添えるよう、師父からの教えである寄り添いと安心の心の研鑽を積んでいきたい」と力強く決意を表明した。
また当日は法燈継承にあわせて観音堂の落慶法要が営まれた。祀られる観音像はかつて地元警察署に勤務していた警官が安全な車社会を祈念して彫り上げたものであり、交通事故ゼロの願いを込めて通称「零観音様」と呼ばれている。長らく同署のロビーに安置されていたが庁舎の新築に伴い当寺に納められた。
(写真提供・長野日報社)
2025年9月14日号
愛知名古屋 熱田区本遠寺「川施餓鬼水齋会」
【愛知名古屋】9月14日、熱田区本遠寺(伊藤友範住職)で、「川施餓鬼水齋会」が行われ、檀信徒ら約50人が参加した。
川施餓鬼の歴史は古く、享保7年(1722年)8月14日にこの地方を襲った暴風雨によって約4500人もの人が亡くなり、その慰霊と、後に起こった亡霊の祟りを治めるために尾張徳川第四代徳川吉通公の正室である瑞祥院より命を受け始まったとされており、300年以上の歴史がある。以降、漁師町であった熱田では旧暦の8月14日(現在は9月14日)に法要を営み、日頃殺生している生き物の供養をしている。また、水難で亡くなられた方の慰霊や、近年は伊勢湾台風や東日本大震災の犠牲者の供養もあわせて行っている。
お寺でのお彼岸法要後、参加者は東海道五十三次の四十一番目の宿場町「宮の宿」跡地から屋形船に乗り、川を下りながらお経とお題目を唱えて祈りを捧げた。その後、河口近くに差し掛かったところでウナギや果物、野菜、水に溶ける特別な散華などを川に流し供養をした。
参加者の男性は「屋形船に乗るのは久しぶりで風が心地よかった。歴史ある行事なので、来年も参加して古き良き伝統を伝えていきたい」と話していた。



















