全国の通信記事
2025年11月16日号
福島 白河市妙関寺で庫裡落慶法要
【福島】11月16日、白河市妙関寺で庫裡落慶法要並御会式法要(巻延彦住職)が執り行われた。僧侶檀信徒含め約100人が参列した。
法要前の記念講話では、千葉県市原市光徳寺住職の宮川了暢師が御会式に際し、日蓮聖人の「孝養」について語った。特に、「御祖師様が持つ払子の謂れは、御生母の髪の毛である」という話に参列者たちは熱心に耳を傾けている様子だった。
落慶式は管内の修法師を中心に出仕し、導師は住職の巻延彦師が務めた。御本尊や歴代の先師たちに法要の趣旨(庫裡の完成)を知らせる奉告文では、檀信徒たちにも内容が伝わるよう、わかりやすい言葉を用いて明瞭に読み上げられた。その中で住職は、大業をなすには「三つの力」を要するとし、天の時(良き頃合い)、地の理(有利な条件)、人の和(寺と檀信徒の絆)、これら三つが重なったことで、庫裡建て替えという大仕事を達成できたと報告した。
また法要後の挨拶では、これからのお寺には伝統を守り受け継ぐ面と、新たなことに挑戦していく面の「二面性」が必要だとし、住職として双方を大切にしながら邁進することを誓われた。
庫裡建設の発願から約2年で完成に至ったという。その背景には、7人の総代役員から特に大きな支援・寄進があったことが伝えられた。住職は妙関寺を支えてきた檀信徒たちと、その場に居た全ての関係者たちに感謝の言葉を口にした。お寺と檀信徒たちが年月をかけて紡いできた和。そんな信頼の強さを感じさせる法要であった。
2025年11月15日号
愛媛 西条市本妙寺のお会式
【愛媛】愛媛県西条市の本妙寺(村口泰慈住職)では、11月15日、日蓮大聖人第744遠忌報恩お会式法要が、多くの檀信徒参列のもと、厳かに執り行われた。
法要後、宮崎県児湯郡都農町の龍雲寺住職である吉田憲由師が登壇し、「想いが現実をつくる 〜千振りじいちゃん〜」と題してご法話をなした。
吉田師はまず、法華経『法便品第二』に説かれる「衆生の心汚れば土も汚る、心清ければ土を清し」との一文を紹介し、一念三千の教えから、現実世界が浄土か穢土かは我々の心(想い)が決めると強調。そして、人生のあらゆるご縁が後に気づきを与える「時薬(ときぐすり)」になると説いた。
その説法のなかで、師の幼少期の体験が語られた。かつては厳しい祖父から罰として飲まされた苦い「千振り茶」が、後に病弱な孫を案じた祖父の愛であったと知り、祖父が自身にとっての「時薬」となったエピソードを披露した。
さらに師は、住職として入寺した龍雲寺が、壁の崩れた十間四面の御堂で、地域から「貧乏山」と呼ばれる苦境にあった当時の状況を明かした。逃げ出したいという地獄の心境に陥ったものの、家族の献身的な支えと「地域の誇りとなるお寺を目指す」という決意により、人々が手を貸し始め、お寺が復興を遂げた経験から、「想いこそが現実を創る」ことを身をもって証明したと語った。
また、大聖人のご生涯に触れ、身延山より奥之院・思親閣へのご登詣が日課であったことを紹介。小松原の法難で殉じた工藤左近尉吉隆の子である長栄房日隆を弟子として育てられた経緯に言及し、吉隆が妙隆院日玉上人の法号を賜った史実を語った。
最後に、御題目こそが心を磨き、平和な世を築く良薬であるとして、参列した檀信徒に唱題の大切さを勧めた。参列者一同は、御題目口唱をもって吉田師のご法話に報恩感謝の誠を捧げ、お会式は結びとなった。
千葉北 中山法華経寺でお会式
【千葉北】市川市法華経寺(新井日湛貫首)で11月15日~17日までお会式法要が厳修された。時期を合わせ境内で開催される骨董市を楽しみにする来場者を含め、多くの参拝者でにぎわった。また17日には天童音楽報恩会が営まれ約20人がお稚児さんとして参加し、かわいらしい装束で法要に華を添えた。行列開始の午後2時頃には暖かな日差しが降り注ぎ、保護者とともに稚児達は堂々と祖師堂までの道を歩いた。骨董市でにぎわう境内でも行列の様子を笑顔でカメラに収める姿が多く見られた。なかには慣れない装束に疲れたのか眠ってしまい母親に抱かれながら参加する姿も見られたが、参拝者は目を細め温かく見守っていたて。祖師堂での法要後には新井貫首より出仕への感謝の言葉と共に参加者1名1名に感賞状が手渡された。稚児として参加した近隣の幼稚園に通うという女児は「はじめての着物でうまく歩けるか心配だったが、お坊さんが優しく教えてくれ、最後まで頑張れました。」と話していた。



















