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2024年9月5日号

神奈川2 法華和讃会創設35年の奉詠

【神奈川2】法華和讃会 (会長 大森ゆきゑ)は、令和六年九月五日(木)創設三十五周年を迎え、出発点である鎌倉市妙法寺に三十二名で御礼参拝し、和讃奉詠を行った。

三十五年前、現会長の大森ゆきゑさんが「全国寺庭婦人会研修会」に参加した際、静岡県中部宗務所で布教の一助として古来より伝唱されてきた歌題目「法華和讃」を修得され、管内にも『ひろめたい』と当時の寺庭婦人会会長であった藤田喜美子さんに相談し、各方面の力添えを得、鎌倉妙法寺にて第一回の練習を開始した。縁あって、静岡県中部の遠藤是秀上人をお招きし、寺庭婦人檀信徒共に、太鼓のかまえから始まり所作全てをご指導いただき、以後身延山をはじめ、各霊跡を和讃を詠いながら団体参拝を行った。また神奈川県第二部布教師発行の冊子「私たちのお寺」に添って約九十ヶ寺を約七年かけて各寺院で和讃を奉詠しながら参拝。その他、北は東北から南は沖縄などで今日まで活動をしてきた。

当日は、妙法寺藤田是光住職による御開帳法要を行い、「龍口法難和讃」を奉詠、午後は発足当時を知る寺庭婦人檀信徒が、今日に至るまで和讃やお題目によって助けられ救われた体験談を語り合い、最後に宗歌を歌い終了した。

「これからも次の代へ引き継いでもらいたい」と参加者たちは言った。

2024年9月4日号

長野 日樹上人墓所の五重塔再建

長野240905【長野】9月4日、飯田市の大本山池上本門寺復歴第16世長遠院日樹上人墓所において五重塔が再建され、開眼法要が営まれた。同墓は江戸幕府の不受不施派弾圧により飯田へ流罪となった日樹上人の遺徳を忍び1643(寛永20)年に建立された。五重塔については正確な建立時期は不明だが、同保存会によると江戸時代ないしは明治時代に建立されたものだという。

五重塔は風化による損傷が激しく、今年4月ごろには傾いていることが判明していた。その後7月上旬に崩壊したため、再建の準備を急いだ。

開眼法要では同市・長源寺の早川大地師を導師に迎え、同保存会の会員11名が参列した。

同保存会には同市内の有志約20名が在籍している。会長は「メンバーも高齢になってきたが、できる限り守っていけるよう管理していきたい」と語った。

2024年8月25日号

大阪市 伝法大川施餓鬼

大阪市240905①hp【大阪市】此花区・正蓮寺において大阪市指定無形民族文化財である伝法大川施餓鬼が営まれた。前夜の25日には宵施餓鬼が営まれ、本堂で灯明会が行われた。正当の26日、晴れ渡った空の下、檀信徒が春日出商店街よりお寺に向かい唱題行進し、本堂では12時半より大阪日青 本田貫眞師、丸田英瑞師に続いて布教師会会長の松井英行師による法話があり、14時から奥邨正道住職 導師のもと法要が厳修された。宗務所長をはじめ、管内教師・檀信徒はもとより、多くの来賓が参列の中、稚児による祭文が唱えられた。法要後、立像祖師の御輿が檀信徒等により担ぎ出され、唱題とともに練供養に出発。町中にお題目を響き渡らせながら渡船所へ向かい船に乗り込んだ。導師の乗る御輿船を先頭に新淀川の中ほどまで進むと、導師が船の舳先に立って散華、経木(水溶性)を供養するために流し、各船の参列者もそれにならって経木を流した。檀信徒参列者は皆合掌し満ち足りた表情をしていた。

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新年のご挨拶。

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