全国の通信記事
2024年5月21日号
新潟北 本山妙照寺本堂地鎮祭
【新潟北】 5月21日、佐渡市市野沢の霊跡本山妙照寺(鈴木日教貫首)で本堂新築工事の地鎮祭が執り行われた。法要は関係者・檀信徒の見守る中、鈴木貫首の導師の下で読経・修法・鍬入れ等が行われた。法要後、新潟北部武藤孝臣宗務所長の挨拶、続いて鈴木貫首より「当山は火災によりすべて灰燼に帰してしまい、ゼロからの出発となりました。苦難を乗り越えて復興の第一歩を踏み出しました。これからが正念場と考えて、寺檀一団となって復興に取り組んでいくことをお祖師様にお誓いしました。」との挨拶があった。妙照寺は令和3年12月6日の火災により本堂・祖師堂・三十三番神堂・庫裡の四棟が全焼し、今回の本堂再建を始めとして復興を目指している。新本堂は令和8年秋に完成予定。
※妙照寺の復興再建勧募金は、以下の郵便振替口座にて受け付けている。
ゆうちょ銀行、口座名:妙照寺復興会、口座番号:00530-7-49411
2024年5月20日号
第772回・立教開宗会
千葉県鴨川市大本山清澄寺で第772回立教開宗会が4月27日に菅野日彰管長猊下(同寺住職)を導師に営まれた。建長5年(1253)、近畿ご遊学で仏教の真髄として『法華経』とお題目にたどり着かれ、出家得度した同寺に戻られた日蓮聖人は4月28日の朝、境内の旭が森で昇る太陽に向かって南無妙法蓮華経を唱えられ、立教開宗を宣言されたと伝わる。現在、同寺では27日に祖師堂での法要、翌28日の早朝に旭が森での暁天法要を営み、この2日間を総称して立教開宗会としている。参列した僧侶檀信徒約100人はお題目を唱え、当時日蓮聖人が世の中の安穏のために1人立ち上がられたご意志を強く思い起こした。
和讃と雅楽が往時を偲ぶように鳴り響く中、法要が開式し菅野猊下が入堂され、うやうやしく頭を垂れられた後、参列者とともに読経で法味を捧げられた。続いて、ご宝前に立たれ、「正法を立てて国家を安んじ浄仏国土を顕現するためにあり」と日蓮聖人のご誓願を述べられ、日蓮宗徒が継いでいくことを宣言された。またご親教で「立正安国という誓願を皆さまお1人おひとりの誓願と受け止めてください」と改めて切望された。
齊藤日敬別当の挨拶では、他宗だった清澄寺が日蓮宗へ改宗する功労者となった岩村義運上人(日蓮宗清澄寺第1世)の第50回忌、日蓮聖人の師・道善御房の第750遠忌を今年と来年に迎えることを報告し、報恩法要を営む計画を話した。
2024年5月19日号
羽咋市本山妙成寺・藤井日傳貫首晋山式
【石川2】石川県羽咋市本山妙成寺で第71世・藤井日傳貫首の晋山式が5月19日に営まれた。持田日勇身延山久遠寺法主猊下や田中恵紳宗務総長、前田家第18代当主の前田利祐さんら僧侶檀信徒約300人が参列し、重要文化財の建物10棟を有する北陸随一の古刹の歴史の1ページを祝った。
式に先立ち、同寺晋山式での伝統「奴行列」が8年ぶりに披露された。この日のために練習を重ねてきた滝谷町奴保存会の22人が「へいよー、おいやせー」という独特の掛け声と動作で、籠に乗った藤井新貫首の露払い役を担った。「妙成寺を国宝に」というコピーが印刷された旗を持ち、新しい貫首の就任に期待を寄せる人たちも集い、一段と熱が籠もった行列となった。
奉告式はお題目に抑揚をつけて唱える能登特有の高題目で幕を開けた。藤井貫首が御宝前で供膳した後、第63世を務めた師の藤井日光上人(後の身延山久遠寺第91世)の妙成寺における本堂含む諸堂の屋根整備などに尽力した功績を奉告文で称えた。また開山の日像上人や伽藍を整えた加賀藩祖・前田利家公側室の寿福院、同寺を支え続けた先師らに報恩感謝を捧げるとともに能登地震復興を祈念した。自我偈では高題目を担当した檀信徒がうちわ太鼓で拍子を取り、堂内一体となった読経がこだました。
祝辞では岸博一羽咋市長が10棟の重要文化財の国宝指定に期待を示し、能登地震復興につながることを願った。謝辞に立った藤井貫首は、能登の復興を第一としながら、第69世を務めた駒野日高上人が先頭に立って取り組んでいた国宝昇格運動を引き継ぐことを誓い「この努力が結実することを」と願った。再び檀信徒一体となる高題目が披露され、慶事の余韻あふれるなか、式が閉じられた。
(支局発)



















