オピニオン

2016年12月10日号

辻説法って何だっけ

街の中心部に立ってマイクをもち、道行く人びとに向かって訴える。しばしば辻説法と称される。そして、その担い手は公職選挙立候補者や政治家関係がイメージされることが多い。日蓮聖人が鎌倉の辻々に立って教えを説いたことが広く伝えられている通り、本家はこちらの方なのだが。
先般、有志僧侶たちと機会をもった。「元祖辻説法です」と。無視される思いきや、喜捨箱に近づく人も。墨染めの衣に天台笠のパフォーマンス力だけではなかろう。「いのちに合掌」を世界中の大衆が希求する時代情況が、今ここにあるのだ。遅きに失した、の叱声も感じ取りながら。
他教団友人の語りを思い起こす。「坊さんたちは長い間、寺の中の厚い座布団に座って、何も仕事をせんかった」との門徒の声に発奮して、と。
まはや辻説法は本宗の専売特許ではない。「斯人行世間 能滅衆生闇」(如来神力品)の釈尊の金言は全ての人びとに開かれているはずだから。

(宮城県布教師会長・梅森寛誠)

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師走を迎え、何かと忙しいのに加え

師走を迎え、何かと忙しいのに加え、頭から離れないものに年賀状がある。年賀状の発行枚数が年々減少しているといわれて久しい。人口の減少、付き合い方や慣習に対する考え方の変化などの要因はあるが、インターネットの普及によるところが最も大きいのだろう▼作家の池波正太郎は手書きの年賀状にこだわった。宛名も本文も自分で書いていたという。そのために夏から書き始めていたらしい。一人ひとりの顔を思い浮かべながら丁寧に書いたのだろう。それは文字という形に心を込める作業ともいえよう▼佐藤初女(はつめ)さんが主宰する悩みを抱えた人の憩いの場、青森県の岩木山麓にある「森のイスキア」に、自殺を考えていた青年が来たとき、お土産におむすびを持たせようとした。ラップで巻くとご飯は窒息しふやけるので、タオルに包んで手渡すと、青年は「ここまで大事にしてくれるのか」と感激して自殺を思い留まった。佐藤さんのおむすびは絶品で、口の中で自然にほぐれていくという。することに心を込めると、思いは伝わるのだろう▼お祖師様は紙が貴重な時代にあっても、一人ひとりに心を込めた手紙を出されていた。どれほど相手のことを思われて手紙を書かれたのであろうか。これから年賀状を書く身としては、例年にも増して相手の顔を思い浮かべ、安穏の祈りを込めて書こうと思う。勿論、毛筆での手書きです。(汲)

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東京南・第5回 寺町ウオーキング

東南170110①【東京南】東京都南部宗務所主催 「第5回 寺町ウオーキング」が平成28年12月10日に行われた。
今回は「お坊さんと都会の寺を歩く」と題された内の第2回。
参加者30名は港区三田から渋谷区広尾までの道程を歩いた。出発地の薬王寺では、宗務所副長 高倉章瑞上人
を導師に法味言上。その後、薬王寺(小林顕浄住職)の縁起。また覚林寺(平井良昌住職)にては加藤清正公と蛇の目紋について話された。
妙福寺(富川大亮住職)、圓眞寺(稲田海聡住職)参拝後、昼食会場の承教寺(関勝宣住職)では英一蝶筆釈迦如来像を拝観し、午後は妙圓寺住職 坂輪宣敬師による「地域の歴史と寺院」をテーマに講演が行われ、最後に訪れた法雲寺(小松浄貴住職)の縁起を聞いた後、雅楽の演奏を聴きながらティータイムとなった。
参加者からは「この地域に、これだけ日蓮宗の寺院があるとは思わなかった。寺院それぞれの縁起・特色があり
非常に勉強になった。また次回も参加したい。」と語った。
第6回(品川~鈴ヶ森)は2月25日(土)開催予定。

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新年のご挨拶。

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