2015年12月7日
山梨3 仏教文化公開講座
【山梨3】山梨県南アルプス市小笠原の久成寺(村上通明住職)で十一月二十八日、仏教文化公開講座として釈尊成道会が行われ、久成寺檀信徒を中心に近隣住民、僧俗合わせ一四〇名もの人数が集まり、大変な賑わいを見せた。
今回の、公開講座は釈尊成道会の法要を中心に、身延山高校の雅楽部による「君が代」の演奏と法要の出座、広島県・慈光寺住職、新田恭慈師による絵本の朗読、奈良県・法清寺住職、田尻昌盟師の法話、法要前後には、身延山大学工房にて製作されている慈母観世音菩薩の鑿入れを参加者によって行なった。
「お寺は楽器と音楽の宝庫」と題された釈尊成道会の法要は村上師を導師に有縁の声明師と管内教師八名により営まれ、
読経によって違う木鉦や木魚のリズムを使い分け、制作年代の違う複数の金鋺を駆使し、梵音具の音の違いを聴き比べた。
そして日蓮聖人の徳と七百年の伝承を讃える「高祖讃」、そして村上師と立正大学教授の北川前肇先生が共作したオリジナルの和讃曲「釈尊歌題目」も披露された。
更には読経や声明、唱題に合わせては宗定太鼓と二種類の信者太鼓のリズムが連続して変わるなど、他では聴くことのできない珍しい構成の音楽大法要となった。
法要に引き続いて新田恭慈師が、いもとようこ作の絵本「かぜのでんわ」を朗読した。
元山口放送アナウンサーの新田師の情感溢れる話術は聞き手の心に力強く、時には優しく触れ、参加者を引き込む独特な世界を醸し出し、感動する参加者のすすり泣く声が堂内に響いていた。
続いての法話では田尻師が「解説(げせつ)の行」、「聞法(もんぽう)の行」の説明をし、自他共に修行をしましょう」と始め、「お題目を唱える大切さ、又、お釈迦さまから日蓮聖人へ繋がった法華経、お題目を今度は私達一人一人が受け継いで共有し、後世に繋げ、自他ともに心を磨いていきましょう。」と信仰することの大切さ、心の育て方について話をした。
田尻師の関西弁で行う法話に会場は笑顔でいっぱいになった。
村上師は挨拶の中で「お宝を頂戴しました。本当に有意義な時間を共有する子が出来た。来年も開催するにあたり、自分だけではなく、家族を連れてきたり、友達を誘って来たり、良い波紋が広がっていく様な努力を各々がしていきましょう。」と述べ、この法要を開催するにあたり、お手伝い戴いた檀信徒の方々、出仕して下さった僧侶、身延山高校雅楽部、遠近各地より参加した皆様に感謝の気持ちを伝え、講座を閉じた。



















