全国の通信記事
2023年10月12日号
山形 教師研修会
【山形】令和5年10月12日、山形県社会教化事業協会(以下、社教会)は令和5年度の教師研修会として、金山町にある「指定障がい福祉事業サービス事業所 かねやまハウス」の利用者支援を目的とした研修会を開催した。内容は利用者の支援・見守り・補助・介助であり、実際に秋田県横手市にある「秋田ふるさと村」という観光施設に利用者、職員と一緒に同行した。参加数は教師8名、利用者13名、職員6名だった。
かねやまハウス職員の方によれば「コロナの影響もあり、事業所の外へ出かける機会が減った。ぜひ利用者の見守りや補助、介助を一緒に行っていただければありがたい。」ということ、そして社教会としても「講義を聞く教師研修ばかりではなく、実際に障がい者支援という形で触れあう機会というのも貴重な研修ではないか」という思いから今回の研修会が実現した。
私自身今回参加してみて思い出した言葉がある。「みんなちがって、みんないい」通っていた小学校に掲げられていた言葉だ。一般に健常者、障がい者と区別はあるものの、それぞれのちがいを補いながら生きていく、そういう社会が理想だと私は思う。
実際に利用者と対面し、感じることはとても大きなものがあった。花谷社教会長は来年度以降も同様の研修会を開催したいと考えているので、ぜひ管内教師の方には多数参加していただければと思う。
2023年5月20日号
山形 灯講中「櫻燈會」が行列
【山形】5月20日、山形で初めて発足した万灯講中「櫻燈會」が天童妙法寺の大黒祭に行列した。天童の特産である将棋の駒をモチーフにした駒万灯山車も一緒に練り歩き、山形の夜空にあかりと桜が煌々と輝いていた。
大黒様に扮した方も一緒に歩き、特徴的なお囃子につられて家屋や車の中から顔を出して多いに賑わった。
最後は出店のある大黒堂の前で一層激しく纏を振り、大喝采を浴びて成功を収めた。
2023年2月22日号
山形 相馬邦宏師帰山奉告式
【山形】2月22日、新庄市日照寺において第初行相馬邦宏師の帰山奉告式が執り行われた。雪が降る中、山門から御題目を唱えながら行列し、本堂で一読した。写真撮影後、本堂前にて多くの檀信徒が見守る中水行式が行われた。式には県内有縁の各寺院が来賓として迎えられ、全堂代表を務められた秋田県仙北市妙教寺住職阿部龍翔僧正をはじめとする行僧6名が出仕して力強い祈祷修法が行われた。謝辞では「自分が幼い頃から今は亡き師父相馬義康上人(本覺院日勝上人)の大黒相承に憧れを抱いていた。今回の荒行入行は亡き師父との約束であり、夢であった。その夢を叶え、只今御宝前にて奉告することができ、本当に嬉しい。全てのご縁に感謝しながら、今後も益々精進していきたい。」と感謝と意気込みを語った。その後、特別加持祈祷、厄除けの豆まきを行い、盛会のうちに終えることとなった。