全国の通信記事
2023年7月24日号
愛知尾張 第44回少年少女夏季修養道場
【愛知尾張】尾張日蓮宗青年会(市田智海会長)は7月24日から26日にかけて身延山の宝聚院麓坊を会場に、第44回少年少女夏季修養道場を開催し幼稚園児と小学生の10名が参加した。
1日目はお経練習や数珠の持ち方などの作法指導をした後、身延数珠土産品協同組合の協力のもと腕輪数珠作りをおこなった。夕食後の班対抗のゲーム大会では、参加者達の緊張も一気にほぐれ多くの笑顔が見られた。2日目は奥の院・思親閣への登山参拝をおこない、昼食時には各自が自作したおにぎりを食べながら登頂の達成感を味わい、その後御開帳を受けた。坊に戻った後は各自オリジナルの御守りを作り、1日目に作った腕輪数珠と共に開眼法要をおこなった。
身延山で過ごした3日間は普段の生活では体験出来ないことばかりで、参加者達にとって多くの事を感じて学ぶ素晴らしい時間となった。最終日には門前町を散策し、来年の再開を誓いながらバスで帰路に就いた。
2023年4月9日号
愛知尾張 一宮市妙法寺で法燈継承入退寺式
【愛知尾張】一宮市妙法寺に於いて4月9日、法燈継承入退寺式が行われた。第23世河村廣嗣上人より第24世河村泰政上人へ払子が継承され、関係僧侶、檀信徒、稚児行列参加者併せて約250名が前住職の慰労と新住職誕生の祝いに駆けつけた。桜の花も新緑の芽に変わる新年度の晴天吉日、14時より第23世河村廣嗣上人を導師に法要が厳修された。方便品を読み終えると、新住職約が役稚児と共に昇堂、三大寺聡温宗務所長(妙感寺住職)より辞令交付が行われ、河村廣嗣上人より、払子を継承。新住職となった河村泰政上人が御宝前で払子を振り、奉告文が読み上げられた。その後は泰政上人が導師を勤め、滞りなく法要が修められた。
2023年3月11日号
愛知尾張 護法大会
【愛知尾張】 令和5年3月11日(土)、小牧市妙林寺(山本将陽住職)において尾張管区護法大会が開催された。東日本大震災の第十三回忌に当たり、慰霊法要、法話の拝聴、地震発生時刻にあわせて唱題行の実践を檀信徒と教師あわせて130名で行い、尾張の地より東北へ祈りを捧げた。
11時30分の開式までは、震災の記憶の風化防止のパネルを本堂内に設置し、また震災当時の映像を流して東日本大震災の記憶を思い起こして法要に臨んでもらうように努めた。また、本堂前では尾張社協会(井村一誠会長)による被災地物産展が開かれ、離れた地域からも被災地を復興支援できるようブースを設置した。慰霊法要は、三大寺聡温宗務所長(犬山市妙感寺住職)を大導師に副導師6名、式衆6名で厳かに執り行われた。参加者全員が御宝前で焼香し震災でお亡くなりになった霊位に対して手を合わせた。
昼食後、13時より島根県妙法寺住職、日蓮宗常任布教師・蔵本知宏上人による「法華経に説かれる本当の幸福とは」と題された法話が行われ、耳を傾けた。その後14時40分より高尾龍友上人(一宮市国照寺住職)導師のもと、地震発生時刻に併せて唱題行を行いお題目の祈りを震災で亡くなった霊位に届けた。参加者の中には、「家でテレビを見ているだけで何も出来ずにいたと思うと、本日ここに参加して東日本大震災の事を思い一緒にお題目を唱えることができて本当に良かった」「遠く離れていても、お題目をお唱えすることや、被災地の物を買って応援することが出来る場を作ってもらえて嬉しい」といった声を聴くことができた。