全国の通信記事
2025年12月4日号
千葉南 歳末助け合い募金行脚
【千葉南】12月4日に、千葉県南部宗務所管内安房西北部組内寺院の僧侶8人と檀信徒2人が参加して『歳末助け合い募金行脚』が行われ、館山市栄洗寺(小林秀隆住職)から館山市内の寺院や檀信徒宅を経由しながら、同市法性寺(鵜澤貫秀住職)までのおよそ6.5kmを唱題行脚した。
道すがら、団扇太鼓の音が聞こえると檀信徒問わず市民の方々は寄付に協力をしてくれ、お礼には交通安全を祈念したお守りが手渡された。
行脚でいただいた寄附と組内寺院に設置された募金箱の浄財も合わせて13万3071円の協力を得ることができ、全額が同市社会福祉協議会へと寄付された。
2025年12月3日号
熊本 菊池恵楓園物故者慰霊法要
【熊本】令和7年12月3日に熊本県合志市、国立ハンセン病療養所菊池恵柳園内やすらぎ総合会館にて菊池恵楓園物故者慰霊法要が営まれた。濵田義正熊本県宗務所長を導師に、式衆に熊本県宗務所職員と7名で法要が行われた。
法要には宗務院伝道部より伝道部課長本郷裕司上人と書記の渡邉上人、熊本県宗会議員の塩田上人、入園者1名並びに施設職員が参加した。
閉式の後、恵楓園敷地内にある納骨堂に移動し自我偈を一読したのち法華堂跡地や施設火葬所跡地、昭和4年に作られた入所者の逃走防止用のコンクリート壁を見学し、歴史資料館を訪れた。
法要後、日蓮宗宗務院本郷伝道推進課長は「今回が菊池恵楓園へ初めて訪問させていただきました。全国にある六つの療養所を訪れる中でそれぞれの施設が独自のご供養をされていますそのうえでこの行事を後世に伝えていく大切であります。また当日はご本尊と日蓮聖人像の移動作業にも立ち会わせていただき変貴重な経験でした。現在日蓮宗では各療養所に奉られている仏像や資料などの調査を進めており菊池恵楓園も今後調査を検討する予定ですのでその際は協力をお願いいたします。また入所者の中で日蓮宗の方が少なくなっておりますが人数の多寡にかかわらず今後も大切な歴史と信仰を守り続けていただきたい。」とご挨拶された。
当日ご本尊と日蓮聖人像の移動を行う中で日蓮聖人像は昭和38年10月11日に綱脇龍妙上人により御開帳され宮下金次郎氏の作であることが分かった。
菊池恵楓園は明治42年に九州7県のハンセン病療養所として現在地に開設された施設であり昭和16年に国立療養所菊池恵楓園と改称され、現在100名の入所者が生活している。
埼玉・布教研修会を開催 多彩な法話通じ研鑽深める
【埼玉】日蓮宗埼玉県布教師会主催の布教研修会が12月3日(水)さいたま市の埼玉仏教会館にて開催された。会場には県内各寺院の僧侶が参集し、「法話を通じた布教方法について」をテーマに、世代の異なる5名の僧侶が法話を披露。参加者は多様な視点に触れ、布教師としての研鑽を深めた。
蓮昌寺修徒・中島秀存上人は、修行における葛藤や感情の揺れを題材に、日蓮聖人の『四条金吾殿御返事』を引用しながら、うまくいかない時の心の持ちようを説いた。
本覚寺住職・細江健太上人は、現代社会で耳にする「親ガチャ」という言葉を取り上げ、私たちが生まれてくる“確率”と「願って生まれる」という視点を、法華経法師品第十の『願生』に基づき、自身の家族の実体験を交えて語った。
上原寺修徒・仁部前叶上人は祈祷祭での法話を紹介し、祈祷とは“表現”であり、自らの原点を知ることや先祖供養の重要性を説いた。悪縁の断ち方にも触れ、聴衆を引き込む熱のこもった法話を展開した。
高應寺住職・酒井菜法上人は、通夜の席で語った法話を再現。寺に墓を持ちながら仏道への関心が薄い家族に、どのように仏縁を伝えるかを丁寧に語り、葬儀布教の在り方を示した。
妙昌寺住職・沼田洋順上人は、娘が仏道を歩み始めたことによる心境の変化や、師匠としての姿勢を主題とし、宮沢賢治の法華経信仰を重ね合わせながら法話を行った。
多様な視点からの法話に参加者の関心は高く、会場からは「大変勉強になった」「今後の布教に生かしたい」との声が相次いだ。充実した研修会となり、地域寺院の布教活動のさらなる発展が期待される。



















