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2015年3月26日号
岡山立正青年会「第２５回少年少女のつどい」
【岡山】岡山立正青年会（山本観詠会長）は本年三月二十六日（木）より、一泊二日の日程で「第２５回少年少女のつどい」を開催し、約三十名の会員並びに女性スタッフ二名。そして岡山県内より男女合わせて三十二名の子供たちが参加した。
子供達は午前九時に岡山市北区の妙林寺（小埜栄裕住職）に集合し、本堂にて開校式を行った。開校式では山本会長導師により法味言上の後、山本会長より「今日集まったみんなと仲良く一つ一つの時間を大切に過ごしてください。」と子供達にお話され、その後、各班に分かれて、自己紹介を行い、これをきっかけにお互いに打ち解けあった。
次に、会員の鎌倉功文師（妙忍寺修徒）指導のもと読経練習を行ったが、子供たちは慣れない正座で足が痛かった中、鎌倉師より「皆さんの声が小さかったら昼食は無しになります。」の言葉に、子供たちは負けまいと大きな声でしっかりとお経を読むことが出来た。
読経練習の後に、バスに乗車して妙林寺を跡にし、一行は広島へ向かった。
最初の目的地は「マツダミュージアム」
車の製造工程やマツダオリジナルのロータリーエンジンなどを見学し勉強。特に大きなベルトコンベヤーの流れ作業で車を製造している工場見学は、皆、目を大きくして興味津々に見ていた。
十六時半に本日の宿泊先である、ピースホテル（広島市西区）に到着。
夕食後に子供たちは、日頃なかなか、感謝の気持ちを家族に伝えられてないということで、「家族への感謝の気持ち」を手紙に綴ってもらった。一同真剣な眼差しで書いており、家族の有難さを感じていたように思う。その後、各班でトランプ等のゲームをして、親睦を深め楽しく遊び、一日目を終了した。
二日目は朝食を頂いた後、広島市中区の長遠寺(長崎龍深
住職)へ参拝した。長遠寺では山本会長導師により、子供たちも大きな声で読経唱題をもって、昨年起こった「広島土砂災害物故者」の回向を行った。その後、長崎住職・並びに院首様より、長遠寺の縁起はもちろん、原爆投下の話や、広島土砂災害の活動についてお話を拝聴した。
長遠寺を跡にした一行は、徒歩にて「平和資料館」へ移動し館内を見学。昭和二十年八月六日の原爆投下によって起こった事実に、子供たちは衝撃を受けた部分もあったかと思うが、戦争の悲惨さと平和の大切さを感じてもらったことであろう。
「平和資料館」より更に歩いて「平和記念公園供養塔」にて慰霊の読経唱題を行った後は、昼食会場のお好み村へ移動。名物のお好み焼きを美味しく堪能。
午後には呉市の「大和ミュージアム」を見学。特に男の子は一階にある十分の一サイズの「戦艦大和」に目を光らせていた。
総ての行程を終えた一行は、再び一路岡山・妙林寺へ。
時刻は十八時、小埜住職や、迎えに来た保護者方が見守る中で、妙林寺本堂前にて閉講式を行った。最後に山本会長より「一泊二日という短い研修ではありましたが、日常生活では経験出来ない貴重な思い出になったことでしょう。今回学んだことを忘れず、一日一日を大切に過ごして下さい。」と述べられ、無事に修了した。
海老名市・妙泉寺寺子屋
【神奈川２】3月26日、27日に海老名市・妙泉寺（三田村伸生住職）にて寺子屋を行った。子どもたちにお寺に一回でも多く足を運んでもらいたいとの住職の想いから今年は初めて春に寺子屋を行った。参加者は小学生８名。お経の練習では副住職が一字一句丁寧に子ども達に教えた。また、写経では書道の粕谷先生に筆の持ち方から指導してもらい自我偈を書き写した。他には法話や腕輪数珠作り、お守り作りを行った。子ども達の本堂で活動している時の真剣な姿勢と休み時間の和気あいあいとした笑い声が印象的だった。参加した武市龍彦くんは「仏様の誕生日のことなど、知らなかったことがわかり、とても面白かった」と感想を話してくれた。
サマースクール開催に50人の子どもたちが参加
【静岡中部】管内第十一区青年僧が主催となり、三月二十六日に藤枝市大慶寺（大場正昭住職）にてスプリングスクールが開催された。今年で七回目ということもあってか、年中から小六の男女五十人が参加した。午前中は写経と唱題行で修行をし、午後はバーベキューとレクリエーションで遊んだ。気持ちの良い晴天の中、境内は元気な声に包まれた。メリハリのある一日が子供たちの春休みを有意義なものになるよう後押しできたら幸いだ。
