全国の通信記事
2026年3月5日号
茨城 講習会
【茨城】茨城県災害救援対策支部(相田要練支部長)は、県檀信徒協議会(熊王康宏会長)協賛のもと、3月5日に星宮寺(相田要練住職)で講習会を開き、僧侶・檀信徒約100名が参加した。今年の大荒行を終えた僧侶らが災害犠牲者慰霊・被災地復興祈願の法要を行った後、水戸市出身の講談師、松林伯知師が本堂で講談を行った。
松林師は、多くの寄席が焼失した大正の関東大震災の最中、当時の講談師の避難の様子を臨場感たっぷりに語り、災害時にどんな判断や行動ができるか参加者に問いかけた。また、関東大震災で焼失したとされていたが平成に再発見された名刀、「燭台切光忠」をめぐる講談を披露。豊臣秀吉と伊達政宗の人間模様を面白おかしく語り、会場は盛大な拍手に包まれた。
2026年3月2日号
埼玉 北関東教区布教講習会
【埼玉】令和7年度北関東教区布教講習会が3月2日、さいたま市のホテルブリランテ武蔵野において開催された。冒頭、当番管区を代表して埼玉県宗務所長の石黒淳明上人(川口市感應寺住職)が挨拶に立ち、本講習会を無事開催できたことへの感謝を述べた。
講習会では、石川県第二部宗務所長大句哲正上人(珠洲市本住寺住職)が「いのちに合掌〜災害管区の取り組みや復興状況について〜」と題して講演。令和6年元日に発生した能登半島地震から二年余りが経過した被災地の現状と、災害管区の取り組み、復興への歩みについて、自らの体験を交えながら語った。
発災直後、珠洲市では深刻な断水が続き、飲料水の確保はもちろん、生活用水も不足し、日常生活そのものが成り立たない状況であったという。水の確保が命に直結する現実を痛感した体験から、「水は最低でも三日分を必ず備えてほしい」と日頃の備えの重要性を強く訴えた。
被災直後、信者から「神も仏もあったもんじゃない」との言葉を投げかけられたことが今も胸に残っているといい、「深い悲しみの中から発せられた言葉に、何も言い返すことができなかった」と当時を振り返った。そのような中で大句上人は「根拠はないが、笑顔でいるよう努力した」と語り、人の心に寄り添う姿勢の大切さを説いた。
復興とは単なる建物の再建ではなく、人の心の再建でもある。能登の現実は決して遠い出来事ではないとして、日頃からの備えと人と人とのつながりの大切さを呼びかけ、参加者は災害への備えについて改めて考える機会となった。
2026年2月21日号
埼玉 濱島寿文師帰山報告式
【埼玉】濱島寿文師帰山報告式令和8年2月21日に、ときがわ町の東光寺(濱島文明住職)において、本年度日蓮宗大荒行堂初行を成満した副住職の濱島寿文師の帰山報告式が厳粛に執り行われた。当日は、約30名の檀信徒が参列し、寿文師の帰山をお祝いした。
午前10時より成満僧4名が帰山行列を組み、山々にお題目の声と太鼓の音が鳴り響き、本堂に到着した。その後、10時半より、水行が行われ、水しぶきが豪快に舞い、檀信徒の中には思わず手を合わせる人もいた。
引き続き、本堂に移動し、寿文師を導師とした帰山報告式が行われ、100日間培われた力強い読経と木剣の音が堂内に響き渡った。謝辞の中で、濱島文明住職は、「弟子寿文は初行ということで大変でしたが、私どもも初めてのことでした。帰山式を迎えるにあたり不安がありましたが、皆様に支えられて本日を無事迎えることができました。ありがとうございました。」と感謝を述べた。最後に、寿文師が謝辞の中で、「100日間の荒行の中で考えていたことは、心折れそうになりましたが、こうやって、帰山式を待っている皆さんがいることで、心を折れないで成満できました。今後も皆さんのご恩を感じながら、僧侶として妙法公布と東光寺興隆に精進していきたい」と感謝の言葉を述べた。



















