全国の通信記事
2024年10月14日号
大阪市 松原市本了寺で法灯継承式
【大阪市】10月14日(月)松原市永喜山本了寺において午前10時より第40世田中一寛師の宣誓式、午前11時より法灯継承式を挙行した。宣誓式では下土井龍永大阪市宗務所長を前に、新住職は宗憲を重んじ管内の規約を守り、寺門の興隆に精進する事を誓われた。式中、下土井所長から日蓮宗宗務総長よりの住職承認の辞令伝達があった。
その後、法灯継承式において、導師を勤めた第39世田中久信師から払子を託された新住職は御宝前にて奉告文を読み上げ、三宝給仕と寺檀和融に努め、更なる精進を誓われた。その後、歴代廟にて一読し、法灯継承の報告と、歴代上人の御回向を手向けられ、終始厳かな内に閉式を迎えた。
檀信徒各位においては、多くの参列があり、無事にお勤めできた安堵と入寺式を見届けた喜びと共に、今後本了寺を益々盛り立てる意欲に満ち溢れた様子であった。
2024年10月12日号
大阪市 お会式 ~いのりの集い!~
【大阪市】10月12日(土)「第743回 日蓮大聖人御入滅報恩御会式大法要~いのりの集い!~」が法性寺において開催された。
午後12時半より法性寺本堂において大阪日蓮宗青年会 加藤貫零師による前座法話が始まると、堂外では大阪日蓮宗青年会が団扇太鼓の音も高らかに会場周辺を行脚で巡り、午後1時より大阪市布教師会 橋本貫宏師による本法話があった。法話の後、境内では法性寺檀信徒並びに管区信徒青年会による纏の奉納が行われた。その後、午後2時より下土井宗務所長導師のもと報恩法要が厳修された。今年も法要に先立ち、桜の短冊に参加者の祈願をしたためた祈願桜の奉納が行われた。次いで大阪市教化センターが作成したリーフレット「いのり」を出席者全員でお読みし、仏様への感謝の想いと共に世界平和への祈りを捧げた。続いて檀信徒協議会による落語会が開催され、午後4時半には~いのりの集い!~全日程が終了した。
2024年10月7日号
大阪市 教師研修会
【大阪市】布教師会による令和6年度 教師研修会が10月7日、大阪府社会福祉会館にて午後1時半~午後5時まで開かれ、管内外から40名の参加があった。日蓮宗専任布教師・日蓮宗布教専修師・勧学院 嗣学職である大阪市中央区寶泉寺住職の村尾泰孝師を講師に迎え『日蓮聖人の法華経観Ⅱ』というテーマで行われた。
昨年より4回連続の講義で、今年は2回目にあたる。前半の講義では昨年の復習を中心に語られ、休憩の後、後半の講義では、『開目抄』の概説をお話しいただいた。日蓮聖人の御遺文に於ける人開顕の書『開目抄』の位置や、なぜ佐渡で御染筆なされたのか。その想いとは何だったのか等々、分りやすくご教示頂いた。日蓮聖人の置かれた環境、想いを知るにつけ、我々教師がどのような想い、覚悟で教学に励まなければならないか、あらためて思い直す機会となり、非常に有意義な時間であった。