全国の通信記事
2025年8月30日号
京都1 第60回夏季大学
【京都1】令和七年八月三十日(土)、京都市中京区 ホテル本能寺に於いて、第六十回目となる夏季大学が、日蓮聖人門下連合会主催、京都日蓮聖人門下本山会後援のもと開催され、僧俗約七十名が参加した。
令和七年度は、第一講に木村中一身延山大学教授による講演『御遺文にみる機知と温情』が、第二講に京都市北区常照寺住職、日蓮勧学院学職 奥田正叡師による講演『いのちに合掌~綱脇龍妙上人と身延深敬園~』がそれぞれ行われた。
第一講では、『芋一駄御書』や『兵衛志殿御返事』などの日蓮聖人の御遺文を読み解きながら、その文中に込められた日蓮聖人の御言葉の温かみや、人の悩みに心から寄り添うようなお心に触れつつ講演が行われた。
第二講では、「いのちに合掌」をメインテーマとして、綱脇龍妙上人のご生涯を辿りながら、綱脇龍妙上人の法華経に基づく宗教観、ハンセン病と身延深敬園の設立の思想背景や概況、国立ハンセン病療養所の実態について深く講演が行われた。
どちらの講演も参加者が引き込まれるような非常に意義深い講演であり、講演終了後には大きな拍手をもって夏季大学が閉じられた。
2025年7月25日号
京都1 近畿地区僧風林
【京都1】令和7年7月25日から31日までの7日間、京都市左京区の本山・頂妙寺(田中日淳貫首)において、第72回近畿地区僧風林が開林されました。今年は、近畿各地より20名(男性18名、女性2名)の林生が参加しました。
僧風林期間中、林生たちは互いに励まし合いながら、朝の早起きから夜の就寝まで、読経や仏伝・祖伝の学習、写経、法要式の実践練習など、密度の濃い修行の日々を送りました。
また、比叡山延暦寺および横川定光院への参拝も行い、日蓮聖人の足跡に直接触れる貴重な体験を通して、僧侶としての基礎を心身ともに培いました。
最終日には、京都八本山の貫首方や近畿教区内の各聖に加え、林生の師匠・ご家族・親族の見守る中、田中日淳貫首を導師に迎え、林生のみで模範法要を堂々と厳修しました。この法要は、一週間の修行の成果を示す集大成となりました。
閉林式では、林長である田中日淳貫首より、「この一週間で学んだことを心の支えとし、信仰の柱としてこれからの成長につなげてください」と、林生たちへ温かくも力強い激励の言葉が贈られ、幕を閉じました。
2025年7月2日号
京都1 法華経一部読誦講習会in WEST
【京都1】令和7年7月2日から4日までの2泊3日、大本山本圀寺(京都市山科区)を会場に、「法華経一部読誦講習会in WEST〜八之巻〜」(主催:部経読誦普及員会WEST)が実施され、9名の僧侶と沙弥が参加した。
本講習会は、仮名のない経本を用い、一文字一文字を丁寧に指で追いながら読み進める形式で行われた。主任講師・振屋裕匡師の下、時にルビを補い、余白にメモを取りながら、受講者は真摯に法華経と向き合った。
2日目には、教法院住職であり京都一部布教師会会長の三木天道師による法華経講義が行われた。3時間に及ぶ談義形式の講話では、三木師が自身の経験と深い知見をもとに経典の背景や意義について語り、受講者の理解を一層深めた。参加者からは「経文に込められた教えの奥行きを実感できた」との声も聞かれ、学びの濃いひとときとなった。
今回、八之巻の講習会をもって一部経全八巻の課程を修了した新間智孝師は、「宗立学寮での学びを経ていない自分にとって、こうした場はかけがえのない学修の機会。志を持った若い僧侶には、ぜひ参加してほしい」と語った。
緑に包まれた本圀寺の境内には、読誦の声が風に乗って響き渡り、草木のざわめきや鳥の声とともに、法華経の世界が静かに広がっていた。



















