全国の通信記事
2024年6月30日号
大阪市 妙清寺で法灯継承式
【大阪市】6月30日(日)東成区本光山妙清寺に於いて午前中の雨が止み梅雨晴れの下、第5世畠中海徳師の法灯継承式が有縁の僧侶、檀信徒の見守る中営まれた。午後1時より行われた宣誓式では、下土井龍永大阪市宗務所長より日蓮宗管長からの住職承認の辞令が伝達された。畠中海徳新住職は宗憲を重んじ管内の規約を守り、寺門の興隆に精進する事を誓われた。午後2時より法灯継承式が執り行われ、第4世上田日瑞師から第5世畠中海徳師へ払子が継承された。
新住職は謝辞で「第4世の教えそして師僧である児玉真人師の教えを心に刻み、信を持ってお題目をお唱えしていく」と力強く誓われた。参列された檀信徒は喜びと共に、今後新住職を支え妙清寺を益々盛り立てる意欲に満ち溢れた様子であった。
2024年6月15日号
大阪市 西淀川区三法寺で法灯継承式
【大阪市】6月15日、大阪市西淀川区三法寺に於いて第4世辻川正信師の法灯継承式が挙行された。午後1時より行われた宣誓式では、下土井龍永大阪市宗務所長より日蓮宗管長からの住職承認の辞令が伝達された。辻川正信新住職は、宗憲を重んじ管内の規約を守り、寺門の興隆に精進することを宣誓した。午後2時の法灯継承式では、一昨年に第3世浄心院日慈上人が遷化された後、代務住職を務めていた東淀川区明浄寺住職の福永泰士師から第4世辻川正信師へ払子が継承された。新住職は「先代日慈上人とは兄弟弟子の関係、先代の意志を継ぎ三法寺の仏祖三宝に御給仕をしてまいりたい」と誓われた。また「住職の姿を高齢の母に見せることが出来、大きな親孝行が出来た」と述べられ参列の壇信徒は共に涙し感動の中、閉式を迎えた。
2024年6月7日号
神奈川2 本山龍口寺法燈継承晋山式
【神奈川2】令和六年六月七日金曜日の午後 霊跡本山 寂光山 龍口寺で第十六世貫首鈴木日沾猊下の晋山継承式及び、第十五世本間日恩猊下 退隠式が執り行われた。
神奈川県藤沢市、境内地高台から南を覗くとどこまでも続く太平洋を望み、手前には観光地で有名な江の島が見える。鎌倉駅と藤沢駅を結ぶ江ノ電の中間駅である江の島駅、JR大船駅から懸垂型モノレールである湘南モノレール、片道十五分で結ぶ終点の湘南江の島駅から数分の地。少し離れた所には小田急江ノ島駅がある地。
文永八年(1271)九月十二日、日蓮聖人が鎌倉は松葉谷の草庵で説法中に捕らわれ、市中引き回しの上、当時、罪人の刑場であった龍ノ口。日蓮聖人も十三日子丑の刻、土牢から引出され、日蓮聖人「法華経の行者として法華経に命を捧げることは、むしろ喜びである」と言われた。そして刑が行われ時、事々が起こり中止となった。中止となったのは日蓮聖人以外には知られておらず誠に尊い出来事である地。
晋山式当日は、龍口寺境内は清々しく青空が覆い新しい貫首を迎える準備が整った。
十四時より百九十二前、天保三年(一八三二)に竣工した大本堂において集まった者が一瞬静かになると太鼓の音に合せ、お題目をお唱え始めると皆々、合掌をして大きな一つのお題目の音となり、式が始まった。大本堂内には、いっぱいの僧侶檀信徒が参列し、儀式を祝った。
晋山式法要前の十三時すぎからは、龍口寺の道路に面している所に「仁王門」があり、平日にも関わらず、地元の纏講中、「片瀬睦会」三十~四十名がこのお祝いに集った。先頭には纏を威勢よく振りながらその後には太鼓の音、笛の音、鐘の音を境内・片瀬の街に響きさせながら行列を作り、大本堂に向かって進む、その後に式衆がつらなった。式中においては、菅野日彰管長猊下が挨拶をされ、本間日恩猊下には約十九年間の功績に感謝を述べられ、鈴木日沾猊下にはお祝いの言葉とこれから頼みますよと述べられた。日沾猊下の挨拶では「今後、護持発展のために精進してまいります」と挨拶された。