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2025年10月12日号
神奈川3・弘経寺で法灯継承式
【神奈川3部】10月12日(日)法性山弘経寺において、宗祖744遠忌報恩御会式並びに入寺法燈継承式が行われ、有縁寺院と檀信徒60名が参列し厳粛に執り行われた。
午後1時20分から新住職と総代・世話人・檀信徒の一行が参道を練り歩き、本堂に到着し一読後、午後2時より継承式が執り行われ、33世田邊善昭上人から34世となる田邊伸明上人へと払子が継承され、堂内は温かい拍手で包まれた。
奉告文では、宗祖への報恩の誠を捧げるとともに弘経寺歴代33名が紡いできた功績を称え、「内には諸佛の冥助を仰ぎ、檀信徒の篤き信仰を護持繁栄の念心に留め、共に歩み、寺檀和融を以て山門益々繫栄し皆帰妙法の祖願達成に精進することを御寶前にて誓うものなり」と御宝前にて朗々と読み上げた。
神奈川県第三部宗務所山﨑浩道所長は、善昭上人の60年以上にわたる住職としての功績を称え、特に平成29年に日蓮宗から授与された一級法功章顕彰について言及。 大本山池上本門寺菅野日彰猊下の祝辞を小田原市蓮華寺院首羽田鳳照師が代読し、弘経寺の650年の歴史と、関東堺法縁の重鎮寺としての重要性や、新住職の宗立学寮副寮監や大荒行修行歴についても触れられ、祝意が述べられた。
関東堺法縁長である八潮市妙光寺御山主三枝泰英師からは、新住職となる田邊伸明上人の大荒行堂での修行経験をふまえて、その精神的な強さと寺院運営能力への信頼を示された。
田代博之総代からは、寺院の歴史と今後の発展への期待が述べられ、特に1385年の開山から続く伝統を継承していく重要性が述べられ、閉式にあたり伸明上人は「檀信徒の皆さまと関係を強化し、時代に沿う寺院運営を行って参ります」と力強い抱負が語られ、閉会となった。
2025年10月4日号
京都2 京丹後市妙経寺で入寺式
【京都2】令和7年10月4日京都府京丹後市妙経寺において、第二十七世故髙野寛義上人から第二十八世髙野聡顕師への法灯継承式が営まれ管内寺院、檀信徒、お稚児さん合わせて160名が参列した。稚児行列の後、式では森淳亮宗務所長より住職認証書が伝達され、御宝前より払子を手に取り法灯を継承された。祝辞では森宗務所長、丹後奠統会縁頭宮武一龍師から今後の宗門内外において今後の活躍に期待をよせられた。
新住職髙野聡顕師の挨拶では、「先代から直接払子を頂けなかったのは残念だが、永禄九年から続いてきた法の灯を絶やさぬよう、門戸を広げ、敷居の低いお寺として護り、未来へバトンを繋いでいきたい。」と述べられた。
また、当日は早朝より雨が降っていて稚児行列ができるか不安であったが、始まる直前から雨がぴたっと止み、予定通りに行列ができたことは、一昨年遷化された師父髙野寛義上人のお力をいただけたと思える継承式となった。
2025年9月28日号




















