全国の通信記事
2024年12月19日号
大阪市 宗会議員当選証書伝達式
【大阪市】令和6年12月19日午後1時半より、大阪市宗務事務所法務室に於いて宗会議員当選証書伝達式が行われた。
如在寺住職、中川法政師の辞任に伴い、新たに正蓮寺住職の奥邨正道師が当選された。
下土井龍永大阪市宗務所長導師のもと、法味言上の後、第26区選挙管理委員長の高木龍彦師より、当選証書及び宗会議員記章・袈裟章が伝達された。その後、宗務所長は祝辞で「宗会議員という重責を担う事になるが精一杯頑張って欲しい」と激励された。奥邨師は「中川師の残りの任期ではあるが、宗門や選挙区寺院のために尽くしていきたい」と抱負を語った。
2024年12月18日号
千葉西 青年会結成50周年に向けて
【千葉西】現在千葉西部青年会では令和八年の結成五十周年を迎えるにあたり記念事業の一環として賛助会員の寺院を対象に、読経や清掃奉仕を行い日頃のご支援に報いる報恩行を行っている。
第一回目を五月に東身延本山藻原寺から始まり、12月18日現在で約20ヵ寺で実施。令和八年には管内賛助寺院を全て周り終わる予定である。
同じ管区の寺院同士であっても檀信徒との交流・各種行事・境内整備・読経・修法・教学など寺院ごとに特色があり、各寺院の歴史を感じると会員は語った。また、実行委員長の近藤眞弘上人は「この報恩行を通して日頃のご支援に対し、少しでも報いる報恩行になって頂ければと存じます。また、現在の青年会員は非住職で、本山や他の寺院へ山務・一般職をしている会員が殆どである中、『将来、住職としてお寺を護りどのように運営をしていくのか』という課題に対し、諸先輩方各聖のご寺院に足を運び、各寺院の歴史に触れ、それぞれが学ぶ報恩行になっていただければ幸い」だと語った。
2024年12月15日号
福島 医療的ケア児の現状と支援を学ぶ
【福島】12月15日、福島市・東光寺で医療的ケアが必要なお子様、ご家族との交流学習が、午前、午後に分かれ開催された。
午前の部は、参加予定のお子様の体調により、交流が叶わなかったが、講師の「なごみ訪問看護ステーション」代表・菅原宏大先生へ医療的ケアを要する子どもたち、ご家族の現状について話を伺った。
医学・医療の進歩により、先天的、病気、ケガなど様々な要因による後天的なものも含め、子どものいのちが助かるようになったが、医療的ケアを要することも増加しているという。
医療的ケアは在宅によるものが多く、訪問看護など専門的支援のほか、家族が指導を受けて、人口呼吸器による呼吸管理、痰の吸引、経管栄養管理などの管理ケアが恒常的に不可欠なことから、医療的ケア児の対応が出来る幼稚園なども少なく、未就学児が多い現状がある。
また、子どもの体調急変にも対応するため、おもに母親の離職割合が高く、経済的影響や社会とのつながりが薄れ、孤立してしまうケースもあり、子どもだけではなく、ご家族への支援、心のケアも必要であると。
災害時はケアが必要な子どもたちが避難する場所が限定的であったり、生命に直結する医療機器の電力、医薬品の確保など課題も多く、支援団体、ボランティア、行政、地域がひとつになり、サポートできる環境整備も望まれている。
医療的ケアを要する子どもたち、ご家族への理解を深める重要性、支援場所を増やしていくこと、ケアサポートが出来る看護師などの専門的人材の育成や確保などの課題へ、社会全体で共有することで改善されていき、必要な支援が行き届くようになり、医療的ケアを要する子どもたちの笑顔が守られ、ご家族への支援にもつながる社会になることが求められている。
午後の部では、支援事業所aozoraリノよりスタッフさんたちが参加し、ケアが必要なお子様、ご家族と交流させていただき、お子様たちの笑顔に素敵な時間を過ごしました。