全国の通信記事
2024年7月2日号
福岡 令和6年度寺庭婦人会総会
【福岡】7月2日令和6年度寺庭婦人会総会が西鉄グランドホテルにて刀禰維子会長(北九州市大雄寺)のもと会員約80名が参加して執り行われた。
宗歌斉唱、法味言上の後、刀禰婦人会長より「昨年に引き続き雨ですが、例年担当地区が1年かけて企画しております。この楽しく素敵な総会に来年も多くの方が参加していただければと思っております。」と挨拶した。
来賓の刀禰義弘所長(北九州市大雄寺)が「人間の価値はその人が持っているものではなく、その人が与えたもので測られるとアインシュタインが言っておりました。お寺では要となる奥様方が喜びや希望を檀信徒の皆様に与えていただきたいと思います。」と挨拶した。
佐野前延宗会議員(うきは市本佛寺)は「檀信徒の方々の窓口となるのは寺庭夫人の皆様です。日蓮宗でよかったと思っていただけるような寺院運営を行っていただきたいと思います。」と挨拶した。
村越智研筑後地区副長(みやま市本長寺)は「筑後地区が当番地区として皆様方に大いに楽しんでもらえればと思っております。」と挨拶した。
その後、前年度の活動、決算報告がなされ今年度の予算も無事承認された。
昼食を挟み「原さとみARTdeVivre+」というユニットにてオペラなどの演奏があり会場が一つになって盛り上がった。
雨の中ではあったが、当番地区の計らいにより雨を気にせず参加が出来る場所での開催で大いに賑わった。
2024年6月22日号
山梨4 お寺で夏合宿
【山梨4】令和六年六月二十二日、山梨県北杜市常栄山遠照寺にて、地域のミニバスケットチーム「北杜ブレイズ」が夏合宿を行い、本堂でメンタルトレーニングと題した「写経会」と「肝試し」を実施した。
現住職内藤和心上人の姉妹の方が監督を務める縁で、子供たちがお寺に親しめる、お寺に泊まれる合宿が恒例となり16年以上が経っているという。
集団行動の大切さ、チームワークを学ぶ合宿は予定通り、朝から対外試合をして夕方から反省会、保護者手作りの夕食を食べて、本堂にて写経会が開かれた。参加者はチーム団員、保護者、関係者含めて50名を超え、皆「身体健全」「家内安全」「学業成就」「寿命長遠」の写経の中から選び、真剣な様子で書いていた。
見守っていた和心師は「皆さん自分のことではなくて、家族が仲良く幸せに暮らせますようにという「家内安全」が多かったのには驚きました。どの子も、一文字一文字を仏様だと思って丁寧に書いてくれていました」。と笑顔で語ってくれた。
最後には、大切に書かれた写経用紙は小さく折り畳み折り紙で作ったお守りの中に入れて完成した。お守りに頼るだけでなく叶うように頑張る皆さんを仏様は見ていますよ、と全員で合掌し、心を込めてお題目を唱え祈願がされた。
写経をした子供と大人が、お手製のお守りを見せ合い「とても楽しかった」「写経は面白かった」と言う。夜暗くなった後の肝試しでも、チームのOB、保護者が脅かし役になり、子供達は終始楽しそうに、いつまでもお寺に笑い声が絶えなかった。
住職の和心師は「コロナ等もあり合宿が出来なかった時期がありましたが、無事にまた開催できて嬉しいです。子供たちの笑顔と嬉しそうな声に私も元気をもらえました。」と嬉しそうに手を合わせていた。
2024年6月21日号
福井北 千か寺目指して
【福井北】千か寺参りを目指しているのは、福井市妙長寺(山内是正住職)檀徒、辻英憲氏。令和5年10月から休日を利用して自家用車で本山を中心に全国のお寺を巡り、6月21日現在、220余か寺を参拝した。
クレーンでの作業中、不思議な体験で危険から救われたことから、神仏の御守護を深く感じるようになったという。そして、先祖の改宗のきっかけとなった南越前町歓喜寺の青木正憲院首の強い勧めと行衣・御首題帳揮毫などの後押しもあって、千か寺参りを決意したという。
参拝に際しては、宗務院の運営するスマートフォンアプリ「合掌の証」を使用し、お寺の所在地へのナビなどに大いに活用している。「日頃から理解して送り出してくれる妻や家族のために、「合掌の証」の「参るポイント」を貯めて、宿坊のペア宿泊券を手に入れて一緒に行きたい。」と語ってくれた。