2024年6月22日
山梨4 お寺で夏合宿
【山梨4】令和六年六月二十二日、山梨県北杜市常栄山遠照寺にて、地域のミニバスケットチーム「北杜ブレイズ」が夏合宿を行い、本堂でメンタルトレーニングと題した「写経会」と「肝試し」を実施した。
現住職内藤和心上人の姉妹の方が監督を務める縁で、子供たちがお寺に親しめる、お寺に泊まれる合宿が恒例となり16年以上が経っているという。
集団行動の大切さ、チームワークを学ぶ合宿は予定通り、朝から対外試合をして夕方から反省会、保護者手作りの夕食を食べて、本堂にて写経会が開かれた。参加者はチーム団員、保護者、関係者含めて50名を超え、皆「身体健全」「家内安全」「学業成就」「寿命長遠」の写経の中から選び、真剣な様子で書いていた。
見守っていた和心師は「皆さん自分のことではなくて、家族が仲良く幸せに暮らせますようにという「家内安全」が多かったのには驚きました。どの子も、一文字一文字を仏様だと思って丁寧に書いてくれていました」。と笑顔で語ってくれた。
最後には、大切に書かれた写経用紙は小さく折り畳み折り紙で作ったお守りの中に入れて完成した。お守りに頼るだけでなく叶うように頑張る皆さんを仏様は見ていますよ、と全員で合掌し、心を込めてお題目を唱え祈願がされた。
写経をした子供と大人が、お手製のお守りを見せ合い「とても楽しかった」「写経は面白かった」と言う。夜暗くなった後の肝試しでも、チームのOB、保護者が脅かし役になり、子供達は終始楽しそうに、いつまでもお寺に笑い声が絶えなかった。
住職の和心師は「コロナ等もあり合宿が出来なかった時期がありましたが、無事にまた開催できて嬉しいです。子供たちの笑顔と嬉しそうな声に私も元気をもらえました。」と嬉しそうに手を合わせていた。