2026年9月29日
北海道北 教区檀信徒研修道場
【北海道北】令和8年9月29日、北海道のへそと呼ばれる富良野市のすぐ北に位置する美瑛町で北海道教区檀信徒研修道場が開催された。コロナ禍により長らく中止されていたが、一昨年より再開し、今年度は北海道北部(穂坂孝史所長)が担当した。会場となった美瑛町は「丘のまち」として、国内外から観光客が多く訪れる町である。中でも「青い池」は世界的に有名な観光スポットである。参加者は檀信徒、寺庭婦人、教師を合わせて110人が集まった。会場となった森の雫RINは修学旅行でも使われる施設であるが、想定よりも多い参加人数だった為、大きな広間が狭く感じるほどであった。講師には日蓮宗全国檀信徒協議会会長の池上幸保氏と伊豆市大蓮院住職の佐治妙心師をお招きした。開会式後、まず初めに常不軽菩薩品第二十の一節を写経し、第一講が幕開けとなった。池上会長は、一昨年の釧路市阿寒町、昨年の登別市での開催に続いての3度目の来道となるが、地元管区以外での開催時は距離が遠すぎる為、参加が難しくほとんどの参加者は初めての聴講である。冒頭、池上家のルーツは平安時代にまで遡るというスケールの大きな自己紹介に、参加者は驚きを隠せなかった。その後、ご自身の様々な経験から得た信仰や学び、それを次世代へ継承していく事の大切さなどが語られた。まさに自分たちと同じ檀信徒目線でのお話は、皆の心に響くものがあったようだ。続く第二講では、伊豆市からはるばる北海道まで来てくれた佐治妙心師の自作平和紙芝居法話が行われた。今回は長崎で被爆され、十五歳で亡くなられた林嘉代子さんを偲んで、嘉代子さんの母親が植えた桜を題材にした長崎編と共に、紙芝居を作るきっかけとなったご自身の辛い過去や、戦争、災害の悲惨さ、そしていのちの尊さを語られた。当時の状況が伝わってくる語り口や、全身を使った表現により映画やドラマ以上に臨場感があり、多くの参加者が涙を流していた。初めて参加した方は「こんなに多くの人が集まっていて驚いた。講演も難しい話ではなく有意義な研修会だった。」と感想を述べられていた。講演の後は懇親会が行われ、檀信徒、教師一体となってビンゴやジャンケン大会を大いに楽しんでいた。



















