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2026年2月24日号
東京南 第50回京浜教区教化研究会議
【東京南】令和8年2月24日(火)、第50回京浜教区(長亮行教区長)教化研究会議が東京都南部(同・長所長)を担当管区に、大本山池上本門寺内・朗峰会館で開催され、九十名が参加した。
テーマは「これから日蓮宗の僧侶になる子弟のため、志す人のために―信行道場修了まで、私たちができること、考えること―」。将来の布教教化を担う日蓮宗教師をいかに育成していくかという視点から、信行道場修了(教師認証)までを対象とし、宗門教育の理念や制度、目標を再確認しながら、今後の宗門教育の在り方を模索した。
基調講演は、日蓮宗宗務院教務部教育課長・雨宮通一師、宗立学寮寮監・伊東泰樹師、日蓮宗信行道場訓育副主任・坂井是真師が登壇。
雨宮師は、信行道場入場前の補強教育として実施されている師匠講習会や履修度評価表の取り組みを紹介し、師弟が連携して弟子を育てる体制整備の重要性を強調。「信行道場だけで僧侶は育たない。祈りのある寺院生活の中で志を育むことが肝要である」と述べた。
伊東師は、四年間にわたる宗立学寮生活の意義について言及。共同生活と日々の祈りの積み重ねが主体性を養い、先輩後輩の関係の中で自覚が芽生えるとし、「共に在ること」そのものが教育であると語った。
坂井師は、信行道場三十五日間の修行の目的を「誓願供養」と「道場清規」に凝縮されると示し、信仰心の涵養と実践的技量の習得、僧侶としての志の確立が柱であると説明。結界の中で育まれる法友との絆や覚悟の大切さを説いた。
今回は参加者同士の議論を深めるため、当日の基調講演に加えて、その導入となる各講師へのインタビュー動画を事前に配信。参加者はテーマについて予め一定の理解を得た状態で当日に臨んだ。
分散会も午前・午後にわたって長めに設定され、信行道場で各自が大切だと感じたことを共有した上で、度牒から信行道場までに必要なことや制度への要望、宗門や管区、自坊などで新発意にできる育成や研修の具体策などについて話し合った。
全体会議は6名の座長により僧侶養成の在り方について各分散会からの多角的な意見が報告された。信行道場については、三十五日間の修行そのもの以上に、発心の涵養や、共に過ごした仲間との結縁、主任・指導者の姿勢が深く心に残るとの声が多く挙げられた。独習法要は大切だが、道場が実践への養成講座になる事に違和感を覚えるとの意見もあった。今後のAI時代にあっては、人の悩みに同じ目線で寄り添える「血の通った宗教者」の存在こそ僧侶の本質であるとの指摘もなされた。
信行道場入場前の育成策としては、世襲の現状を鑑み、別のお寺に子弟を預ける第二の師僧制や、管区四会による継続的な研修、僧風林の活用など、宗門全体で育てる体制の必要性が提案された。得度式の意義を再確認し、教師認証をより重んじるべきとの意見も示された。こうした報告に応える形で、日蓮宗現代宗教研究所主任・菅野龍清師をコーディネーターに、講師三名とのパネルディスカッションも行なわれ、信行道場や学寮の具体的な事例を交えながら、僧侶の育成について議論が交わされた。
講師と参加者が一丸となってこれからの宗門教育を考えた、充実した教研会議となった。
2026年2月23日号
兵庫北 鳥居恵教師帰山式
【兵庫北】2月23日、養父市関宮町宝泉寺住職、鳥居恵教上人の壱百日大荒行五行帰山奉告式が行われた。
当日は、第五行大岩照直上人(京都市円成寺修徒)・第再々行桑木信弘上人(能勢町妙圓寺住職)、第参行山中是道上人(神戸市法伝寺住職)・初行鳥居良光上人(京都市本福寺修徒)・初行南條孝元上人(堺市興覚寺修徒)・初行川口賢亮上人(神戸市護国寺修徒)が出仕し、行列の後、檀信徒が見守る中、水行で身浄め、続いて帰山奉告式が行われた。
鳥居上人は謝辞で「おかげさまで帰って来られました。皆様に迎えていただき、自分は本当に幸せな住職だなと思いました。毎年冬に続けている水行を50年目指して続けていきたい。」と、謝辞を述べた。
福島 各地で帰山式
【福島】昨年令和7年11月1日、福島県より会津若松市大法寺修徒、第再々行副代表の曲山貴雄上人、双葉郡妙勝寺住職、第参行瀬戸隆寿上人、須賀川市妙法寺修徒、初行鈴木秀魁上人、双葉郡妙栄寺修徒、初行武田寿伸上人、相馬市佛立寺修徒、鈴木本奨上人、以上五名の入行僧が日蓮宗大荒行堂に入行し、令和8年2月10日をもって寒壱百日の修行を無事成満された。
その中でも東日本大震災から間もなく15年という長い年月の中、地域復興寺門隆昌、檀信徒の安寧を願って入行されたのが瀬戸隆寿上人で、令和8年2月23日。福島県双葉郡妙勝寺にて帰山報告式が厳修された。
妙勝寺は双葉郡双葉町にあり、東日本大震災の折、東電の原発事故により帰宅困難地域に指定され長く立ち入ることも出来なかった。しかし数年前から徐々に帰宅困難エリアが解除されると瀬戸上人はお寺復興のためにお寺や庫裡の改修や、離れ離れになった檀信徒にも声を掛け合い布教活動、更には地域の方々に少しでも力になれればと、日蓮宗大荒行にて双葉町の復興のシンボルとして南無双葉大黒尊天を勧請された。
最後に瀬戸上人は『今回修行を終え、無事帰って来ることが出来ましたが、これが終わりではなく、これから私が檀信徒の皆様に何が出来るのか、修行で得られた福徳力を皆様に届けて更には地域復興を目指していきたい。』と檀信徒の方々に謝辞を述べた。



















