全国の通信記事
2022年2月22日号
広島 福山市常國寺唐門が県の重要文化財に
【広島】広島県福山市常國寺の江戸時代中期に造られた唐門が、県の重要文化財に指定された。指定の理由は、室町幕府第十五代将軍足利義昭と常國寺の関係性を、江戸時代の職人たちが建物形式やデザインで示したことなどが挙げられている。県の重要文化財になるのは11年ぶり、建造物としては46件目の指定となった。
濱田壽教住職は、「450年の時を経て、将軍門が今もお寺にあるのは、皆さまのご先祖が、御題目信仰と共に、歴史を受け継いでこられた証(あかし)です。指定の喜びを共に致しましょう」と語られた。
千葉東 第38回千葉教区教化研究会議
【千葉東】千葉教区(冨永観瑞教区長)・現代宗教研究所(赤堀正明所長)共催の「第38回千葉教区教化研究会議」が
2月22日にホテルマイステイズプレミア成田を会場に千葉県東部宗務所(冨永観瑞宗務所長)の年番にて開催され、
総数84名が参加した。
立教大学社会デザイン研究所研究員でライターの星野哲先生と、互井観章先生(新宿区経王寺住職)を招いての講演と、
パネルディスカッション法式での全体会議が行われた。例年は午前午後の開催だが、コロナ禍のため感染防止対策を考慮し、
午後からの半日開催、また参加人数も減らし、受付では消毒・検温と体調のチェックをして開催した。
開会式では冨永観瑞千葉教区と赤堀正明現代宗教研究所所長が挨拶し、その後日程説明と講師紹介が行われた。
続いて、講演Ⅰとして星野哲先生の講演が行われ、気づき・寄り添い・行動の3つの心構えの大事さを話された。
休憩を挟んで講演Ⅱとして互井観章先生が講演し、自身の活動を振り返りながら、生老病死に向き合うことの大事さを話された。
その後の全体会議は発言者を制限する為パ ネルディスカッションを行った。パネリストは講師2人、
現代宗教研究所より菅野龍清主任、中山了秀千葉県西部教研委員、遠山玄秀千葉県南部教研委員、
蓮見高円千葉県北部教研委員がつとめ、岩田親靜千葉県東部教研委員が進行した。
閉会式では菅野龍清現代宗教研究所主任が講評し、次年度当番管区の山本隆真千葉県西部宗務所長が挨拶し、閉会となった。
2022年2月20日号
千葉東 冨 永一雄上人本葬儀
【千葉東】2月20日、香取市大法寺前住職の冨 永一雄師が遷化され、同寺で23日通夜、24日本葬儀が営まれた。
世寿は89歳。法号は法壽院日遠上人。
通夜・本葬儀とも導師は小島孝史師(香取市浄国寺住職・千葉県奠統会会長)が勤め、千葉県東部青年会(長谷川雄宣会長)の会員が法要・司会・受付等を含めて出仕した。
冨永一雄師の突然の遷化を悲しみ、寒い中多くの参列者がお別れに訪れた。
一雄師の長男である冨永観瑞師(多古町妙光寺住職・千葉県東部宗務所長)が外で参列者を出迎え、次男で現代務住職の冨永一道師(山武市本行寺住職)が本堂正面で焼香する人たちに挨拶をした。
また一雄師の義弟にあたる総本山身延山久遠寺総務の持田日勇猊下や見附玄妙寺の渡邉日彰猊下も参列に訪れていた。
一雄師は昭和31年に得度し、昭和32年に同寺住職に就任。60年以上に渡り、大法寺の仏祖三宝に御給仕し、本堂や庫裡の新築等、境内伽藍維持整備に尽力し、平成31年に山武市本行寺住職冨永一道師に法灯を託した。
管内では、宗務所参事・協議員等の要職を歴任し、また千葉県奠統会理事も多年務めた。