2017年5月1日
大阪市 共同墓地の題目碑を移設
【大阪市】東大阪市蓮城寺(笹川行恒住職)は、東大阪市若江の共同墓地に残されていた宝暦九(一七五九)年建立の題目碑が、かつて日蓮本宗宗仙寺(柳下義眞住職)のものであることが確認されたことを受け、本年5月に東京都板橋区にある宗仙寺境内に移設を行った。
日蓮本宗宗仙寺は、以前は大阪河内国若江村(現在の東大阪市若江)に開創されたが、明治初期の廃仏毀釈の影響で一時衰退したと伝えられ、明治二十一年に旧知から東京・板橋に移転し現在に至っている。
今回の発見は、大阪日蓮聖人門下懇話会を通じて蓮城寺からもたらされたものである。蓮城寺には宗仙寺歴代住職の名が記された江戸期と思われる位牌も安置されており、今回の題目碑と合わせて、この歴代位牌も宗仙寺へ移されることになった。
笹川行恒師は「宗仙寺というお寺は、明治の初めに廃寺になったのではないかと先代から聞いていたので、東京で再興されていると知り驚きました。当山と宗仙寺はかつて同じ地域の日蓮門下寺院として親交があり、その縁で宗仙寺の歴代位牌が当山に残され、以来ご供養を続けて参りました。」と語り、さらに題目碑については「長い間、若江の共同墓地に残されてきましたが、区画整理の為に近々処分されると聞き、いち早くお知らせしなくてはとご連絡した次第です」と話す。
およそ百五十年ぶりとなる題目碑と歴代位牌の帰還が実現した宗仙寺の柳下住職は、「この度の発見は、宗仙寺が河内若江の地に確かに存在していたことを証明する貴重なもので、当山にとっては有り難い慶事です。これも蓮城寺の笹川住職はじめ地域の心ある方々のお陰と深く感謝しております」と喜びを語った。



















