全国の通信記事
2013年12月14日号
山梨3・歳末助け合い唱題行脚
【山梨三】十二月十四日、山梨県第三部宗務所(横山義弘宗務所長)・同檀信徒協議会(功刀章光会長)は南アルプス市鏡中条長遠寺(中村義恵住職)を会場に毎年恒例の「歳末助け合い唱題行脚」を行った。
開催当日はこの冬一番の寒さとなったが、出発会場となった長遠寺には管内教師、檀信徒合わせて約百四十二名の参加者が集まり、早朝から熱気に溢れていた。
開会式では檀信徒協議会の功刀章光会長が挨拶し、「寒さ厳しい中、大勢の参加感謝いたします。」「この行事ができることの幸せ、皆さんの日頃感じている幸せを、お題目を通じて東日本大震災の被災者の方々に分けてあげましょう」と今回の行脚に対する想いを述べた。
参加者から成る長い隊列は教師と檀信徒の代表が掲げる赤、青、二旗の玄題旗を先頭に出発すると、それぞれが大震災の被災者や世界平和への想いを胸に、力強くお題目を唱え、歩みを進めた。
隊列は約一時間の練行毎に同じ組寺院である実成寺(望月義文住職)と泉能寺(米木義皓住職)にて休憩を摂り、実成寺ではお寺の縁起を聞き、「四〇〇年間皆様のおかげで護持されています」と挨拶し、泉能寺では先代の奥様が「昨年遷化されたお上人も喜んでいると思います。ありがとうございます」と涙を流し感謝した。
温かい御供養を受けながら約四・五キロメートル弱の行程を、二班に分け二時間半かけて練り歩いた。
冬晴れの空に響き渡る唱題と団扇太鼓の音に誘われ、沿道には募金を寄せる近隣住民が数多く出てきてくれた。
参加者は、「朝は寒かったが、唱題行脚で身体が温かくなった。」・「教師・檀信徒多くの人とお題目を唱え、一つの輪になれたような気がした」
温かい声をかけられた参加者たちは、その声に応えるように最後まで元気一杯にお題目を唱え、充実した気持ちで行脚を終了した。
今回の唱題行脚と、今秋三回開催された統一信行会、第三部社会教化事業協会(中村義恵会長)からの寄付金を合わせた義援金は六九万八八二一円集まり、宗務所職員、檀信徒協議会役員の手により、公益財団法人「山日YBS厚生文化事業団」へ寄託された。
京都一・洛陽十二支妙見宝剣引継大祭
【京都一】12月14日京都市東山区清水の日體寺において洛陽十二支妙見宝剣引継大祭が行われた。
「洛陽十二支妙見めぐり」とは、京都御所の紫宸殿を中心に十二支の方角に祀られており日體寺(住職:落井良紀師)は南南東(巳の方角)に位置します。10時半からは住職自ら水行で身を清め11時からの引継法要に臨みました。引継の儀では巳の妙見さま日體寺住職落井良紀師の口上で『東京オリンピック決定に「じゃじゃじゃ!」』と宝剣を手渡し、明年に引継がれる午の妙見さま伏見大手筋本教寺住職佐藤文則師は、『明年は、破邪顕正の宝剣をウマ(上手)く使い幸運を呼び込み「馬(ば)い返し!」誰がするの?「馬でしょ!』』と応えると参拝者檀信徒約90名から笑いと拍手が上がりました。式後には法話を聞き別席(日月庵)に移動し、参加者の懇親を深めながら昼食をとり、最後に恒例の福引で締め、明年も開運・厄除け・所願満足を祈願し解散しました。
2013年12月12日号
茨城県西ブロックで唱題行脚
【茨城】県西ブロック(小林貫寿ブロック長)は12月12日に筑西市大谷寺(横川日成住職)において、唱題行脚を行い会員7名が参加した。本堂前にて法味言上の後、檀信徒が見送るなか出発。約4キロの道程を2時間かけ、太鼓と唱題の声を響かせた。最後は同寺が経営する橘保育園に赴き、寒風の中合掌する園児達と共に東日本大震災の復興祈願をして終了した。集まった浄財は震災義援金として筑西市社会福祉協議会に寄託した。