2013年3月26日
宗務所主催の東北慰霊団参
【兵庫西】去る3月26・27日兵庫県西部宗務所主催の東北慰霊団参が行われた。管内ではこの慰霊団参に備え、一年ほど前から入念に準備を進めており、当日は教師21名檀信徒57名の計78名の参加となった。
仙台空港に降り立つと参加者一同早速周囲の様子に目を奪われることとなった。辺りには何もない光景が多く見られたからだ。以前訪れたことがある方からは「瓦礫もよく片づいてきたなぁ」という声が聞かれる一方、関西圏からの訪問のため、テレビや新聞でしか見たことがない情景に思わず言葉を失う方もまた多数居られた。
まず、近くの閖上中学校と荒浜海岸にて慰霊法要を行った。それぞれ多数の方々、児童がお亡くなりになられた場所である。そこで参加教師檀信徒一同祭壇に香花を供え合掌し、法華経・お題目に依って精一杯の供養をさせて頂くこととなった。
夕方には地元の久円寺御住職谷川海正上人を招いて研修会が開かれ、津波被害の実体験を語って頂くこととなった。懇意にしていた檀信徒の方々との突然の別れのお話に参加者の中には涙を拭う様子も見られ、地震・津波の怖さを新たにすることとなった。被災地では瓦礫が取り除かれ、様々な処で復興が進んだと言われているが、こちらとしてはそんな認識はなく、まだまだ震災の傷跡は残っている、というお話に復興の難しさというものを感じることとなった。なお、研修会終了後、管内で集められた義援金100万円が宮城県宗務所に寄贈された。
2日目も大川小学校・門脇小学校などを回り、慰霊供養を勤めさせて頂いた。午後には松島湾船上にて法要を執り行い、併せて兵庫西部檀信徒の方々によるお題目写経およそ4000枚を船上より撒き、津波でお亡くなりになられた多数の犠牲者・行方不明者の冥福を祈った。
今回の団参を通し、兵庫西部檀信徒協議会会長は「被災地のことはテレビで知ってはいましたが、こちらへ参りますと改めて津波の凄さを感じました。そして同時にやはり復興はまだまだなのだな、と実感した次第です。更地も多く残っております。そんな中、ここで多くの方々が亡くなったのだと聞きますと本当にかわいそうに思えて、今回このような供養が出来て、よかったと思っております。良い経験をさせて頂きました。帰って家のものにもこのことを伝えておこうと思います。」と語って下さった。



















