全国の通信記事
2023年6月26日号
静岡東 教師大会
【静岡東】教師大会が六月二十六日、伊東市ホテルジュラクにおいて開催された。コロナ禍の為、約三年ぶりの開催となったが、自粛中対策を講じながら行われた運営の報告がなされた。また今後のウィズコロナを踏まえての行事活動・予算計画が発表された。この十年の間で管内教師数は、百五十名から百三十名へと大幅な減少にあることに、参加者の心は引き締まった。
特に、宗門の布教方針である「いのちに合掌」を踏まえながら、令和七・八年に迎える「船守弥三郎夫妻七五〇遠忌」、更には令和十三年に迎える「宗祖日蓮大聖人七五〇遠忌」をどのようにしていくかが提起された。
会議後、塚本智秀師(日蓮宗常任布教師 富士宮市円恵寺住職)による「給仕のこころ」と題しての繰り弁を交えた講演が行われ、御題目の信行に励み、清らかな心持ちで生活を営むことの重要性が説かれ、学解だけではなく、給仕奉公することの意義が話された。
2023年4月22日号
静岡東 伊豆市法住寺で入退寺式
【静岡東】伊豆市法住寺において4月22日入退寺式が行われ寺院檀信徒らが多数参列した。法住寺万灯講白龍会が新住職入寺行列に華を添え開式。
新住職瓜島洋明師に安藝栄修宗務所長より辞令伝達、退寺し院首となる瓜島信行師より払子が継承された。新住職は、自分は皆と同じ方向を向いて一緒に
精進して行きたいと挨拶した。祝辞では、退寺する信行師が入寺以来続けてきた寺報「はくがんさん」や、自ら機械を手に山を切り開き花を植え、花の寺として
開放したご夫妻へのご慰労と、新住職洋明師への期待の言葉が述べられた。
2023年3月13日号
静岡東 佐渡で統一信行
【静岡東】宗務所(安藝栄修所長)は、日蓮聖人佐渡御出立750年正当に合わせ3月13日から15日の2泊3日、佐渡にて統一信行を行い、僧侶檀信徒約90名が参加した。
各地よりバスにて新潟へ入り両津港へ。上陸後はまず根本寺参拝し各々の認めた御遺文の一節が奉納された。竹中貫首は、「このご聖日に、静岡よりはるばるお越しいただき、ありがとうございます」と感嘆の挨拶を述べ一行をもてなした。その後、渋手塩屋ケ崎霊跡参拝し、初日を終了した。
2日目はまず實相寺へ参拝。ここでも大歓待を受け、皆興奮・感激の声をあげた。その後、松ヶ崎の法華岩、おけやき霊跡を参拝。見事な大欅にお題目の声が響く。続けて真浦日蓮堂、洞窟、波題目の霊跡へ参拝。佐渡法華和讃「七変返し(しっちんがえし)」が流れる中、それぞれが認めたお題目写経を海へ流した。妙宣寺の参拝では、境内にそびえる五重塔や本堂の造形に見惚れ、阿仏房夫妻の献身的なお給仕の話を熱心に聴聞した。妙照寺では復興祈願法要を行い伽藍の早期復興を願った。それに先立ち宗務所長より復興義援金が手渡された。
夕食には、根本寺の竹中貫首と日蓮堂を護持されている「船元」永井学氏が招かれた。永井氏は、日蓮堂や真浦に伝わる伝承やエピソードなど貴重な体験を話され、竹中貫首は、日蓮聖人御帰倉750年法要の意義や信仰の大切さを笑いを交えて挨拶した。
最後に宗務所より永井氏に霊跡に対する献花料が手渡された。これは、一回限りの献花ではなく、永続的に使っていただける様にと、先の御遺文同様、管内寺院檀信徒より賛同者を募ったもの。
初日こそ雨模様の天候も、その後は晴天に恵まれ、参加者は「思い切って来て良かった」「知らない霊跡を参拝する事が出来て感激した」など興奮覚めやらないうちに佐渡を後にした。