全国の通信記事
2023年10月18日号
宮鹿沖 第37回教区教学研修会
【宮鹿沖】令和5年度 第37回教区教学研修会が日蓮宗宗務院九州教区主催で10月18日、19日に宮崎県宮崎市内で行われた。研修会には、九州各宗務所長をはじめ僧侶約44人が参加した。
初日は、法味言上後宮崎・鹿児島・沖縄教区長黒木浩順師の挨拶、その後勧学副学長桐谷征一師の「日蓮聖人における大曼荼羅本尊図顕の意義について」と題して講演が行われ、宗祖日蓮聖人が大曼荼羅本尊をどのような目的があり、晩年の10年間という期間執筆されたのか?宗祖の遺文、研究者の意見など様々な視点考察を交えながら解説した。
2日目は、立正大学長寺尾英智師による「版本・浮世絵・彫り物に見る法華信仰」と題し講演。今残っている法華信仰に対する伝記絵巻物等にはどのようなものがあるのか、現存している資料の画像を見ながら絵当時の時代背景を照らし合わせ解説した。江戸時代になるとそれまで文字が多かったが、だんだん様々な形で絵を入れるなど多くの民衆に目につくような工夫がされた。
2023年7月30日号
宮鹿沖 『第3回みんなの寺子屋』
【宮鹿沖】宮崎県日向市本光寺で7月30日『第3回みんなの寺子屋』が開催され16名の小学生が参加しお寺で修行体験をした。
コロナ禍で様々な行事が自粛されるなか日帰り寺子屋を令和三年から開催。今回で三回目。
お数珠を作り、お題目を写経し将来の夢を願いお自我偈を読経。
そのあとはメンコや駒、射的など昔を遊びでみんなの仲を深めた。
お昼は婦人部特製の宮崎牛入りのカレーライスとお檀家さん手作りのスイカ。
午後から、地獄のお話の絵本を婦人部の方々に読んでいただいたり、副住職(吉良貴徳上人)の法話『みんなのために。たくさんのありがとうを』
佛さまの教え、日蓮さまの教え、法華経の教えを通して感謝の心が地域に弘まり、たくさんの子どもたちが仏教に触れた。
子どもの成長を見守るのが地域の方々の役目だ。
宮鹿沖 第十三回わんぱく寺子屋
【宮鹿沖】七月三十日(日)宮崎県児湯郡都農町 龍雲寺(吉田憲由住職)にて第十三回龍雲寺わんぱく寺子屋が開催された。コロナ禍の間も規模を縮小して毎年開催してきたが、今回二十六名の子どもたちが集まり、四年ぶりの通常開催となった。
龍雲寺の寺子屋は住職だけではなく、総代役員さんや檀家さんが何日も前から、準備をし、みんなで地域の子どもの成長を見守り、支え続けている大切な行事である。
寺子屋の中で吉田住職は「寺子屋の3つの約束!みんなで助け合う。大きな声であいさつをする。はきものをそろえる。を守ってみんなで成長しましょう」と挨拶。
将来の夢や願いを込めながらプラ板でのお守り作り、数珠作り写仏と沢山の仏教に触れ、初めての生け花にもチャレンジし修行に打ち込んだ。
子供は地域の宝!みんなで見守りながらゆっくり育てて行きましょう。
暑い暑い宮崎の夏とコロナを吹き飛ばす、元気いっぱいのわんぱく寺子屋となった。