全国の通信記事
2025年9月12日号
岡山 お寺でプロレス 宗蓮寺×プロレスリング・ノア
【岡山】岡山市北区の宗蓮寺で9月12日、入場無料のイベント「お寺でプロレス 宗蓮寺×プロレスリング・ノア」を開催した。
同イベントは昨年5月以来2度目の開催で、第21世住職の垣本良明氏が掲げる「子どもたちに元気と強さを!」というテーマに共感したモハメド ヨネ選手や潮崎豪選手らTEAM NOAHを中心に、プロレスラー10名が「田んぼの中のお寺」にやってきた。
イベントではリング開放やプロレスの楽しみ方講座が行われ、地域の子どもたち約100人が普段体験することのないリングの感触や、屈強なレスラーとの交流を楽しんだ。昨年のイベントがきっかけでプロレスファンになり、毎日海水パンツ姿でトレーニングに励んでいる子どももいるという。
休憩時間が明け、和太鼓チーム「蓮」の子どもたちが勇壮に打ち鳴らす和太鼓が境内に響き、プロレス3試合が幕を開けた。
選手たちは御祖師様に一礼し、ミニバスケットボールチームのエスコートを受けて入場。盛んな声援の中、試合開始のゴングが鳴る。子どもたちはスピード感あふれる攻防に沸き、観客を巻き込むマスクマン同士の攻防に笑い、パワーあふれるメインイベントに大興奮。最後は今年デビュー30周年を迎えたモハメド ヨネ選手が、キン肉バスターで対戦相手を仕留めた。
当日は降水確率が高く、境内での開催を誰もが心配する中、垣本住職はかねてより「雨は降らさん」と力強く宣言。果たしてイベントは無事終了し、終了を待っていたかのように降り注ぐ雷雨。選手からは「神興行です!」との声が上がった。
イベントを振り返り垣本住職は「子どもたちには岡山の、日本の将来を託せる人間に成長してほしい。そのためには大人たちが、自分たちにできることを一つ一つやっていくことが大切だ」と語った。
岡山 西身延 妙本寺で秋の妙本講
鎌倉の武士・伊達弾正朝義公は、竜ノ口で日蓮聖人に起きた出来事を目の当たりにし、その信念に感銘を受けて信者となり、後に妙本寺を開創した。これに因み、毎年9月12日に妙本講が営まれている。
妙本寺の伝記には「その夜の奇瑞を見奉り、信伏随従して、わが祖の檀越となり」と記されている。
当日は、県内の僧侶・檀信徒がバスで団体参拝する姿も多く見られ、本堂に入りきらないほどの参拝者で盛大に執り行われた。
法要後には、野山万灯講・岡山万灯講による万灯奉納もなされた。小さな子どもたちも団扇太鼓を手にリズムに合わせて叩く姿があり、地域全体で伝統を継承している様子がうかがえた。
2025年9月8日号
愛媛 中四国教区教師研修会
【愛媛】日蓮宗中四国教区は9月8日、愛媛県松山市の愛媛共済会館で教師研修会を開催した。愛媛県宗務所が当番県として企画したこの研修会には、中四国各県の宗務所長や僧侶・寺庭婦人ら約50名らが参加。講師に宗教学者の植木雅俊氏を迎え、仏教の教えや日蓮聖人の思想について理解を深めた。
研修会の冒頭、教区長の渡邊泰宏師は開会の挨拶で、教区長就任後に植木氏の著書に出会い感銘を受けたエピソードを紹介。この研修会を通して、植木氏の考えに触れる貴重な学びの機会を活かしてほしいと呼びかけた。
講演後には質疑応答が行われ、参加者から活発な質問が寄せられた。ある参加者が、植木氏の著作と異なる意見を持つ書籍が最近出版されたことについて見解を求めると、植木氏は「批判や言いがかりには反応せず、放っておくことが最善」だと回答。感情的な論争は無益であり、時間が経てばどちらが正しいかは自然と明らかになるとの見解を示した。
また、令和13年の日蓮聖人遠忌に向け、檀信徒に日蓮聖人の魅力をどう伝えるべきかという質問も出た。これに対し植木氏は、まずは書籍や対話を通じて日蓮聖人の思想を理解してもらうことが重要だと述べた上で、日蓮聖人は「今」という現在を重視し、歴史の中で活動したという点に言及。日蓮宗の教えは、過去や未来にとらわれず、現在の生き方に価値を見出すという仏教の時間論を伝えることに意義があると話した。
参加者からは「近年稀に見る盛況だった」との声が聞かれ、有意義な研修会になったと話していた。(愛媛県通信員・支局長 太田博章)




















