全国の通信記事
2026年2月12日号
静岡東 小松渉悟師帰山式
【静岡東】二月十二日、三島市松雲寺(小松淨泰住職)において、副住職・小松渉悟上人が、日蓮宗加行所において百日間の結界修行を終え、初行成満の記念式典・帰山報告式が執り行われた。
水行の後、檀信徒約八十名の参加で満席となった本堂で、自らの信念の上で結界修行を志し、無事成満出来たことは様々な方々からの支えのお陰であり、師父の姿を追いかけ、檀信徒の様々な願いに対して御祈祷することで、今後懸命に恩返しして行きたい旨の発露として、奉告文が読み上げられた。
また、修行によってかすれながらもたくましい声で経文が唱えられ、参詣者への木剣祈祷が施され、撰経(修行期間中に清書した巻物)があてられた。最後に先輩僧に促され、誰よりもその身を案じ、無事の帰りを願ってくれた母親・愛子さんに、ゆっくりと撰経があてられた。待つ修行を終えた母の、安堵と感謝の姿。晴れの祝典に檀信徒が喜んでいた。【支局発】
2026年1月17日号
山梨4 阪神大震災・鎮魂と平和・追悼のつどい
【山梨4】山梨県甲府市の立本寺住職石原顕正師が理事長を務めるNPO法人「災害危機管理システムEarth(アース)」は、阪神大震災から31年となる1月17日、5名の日蓮宗僧侶と多くの参加者と共に、立本寺本堂で「市民追悼のつどい」を開いた。
アースは震災後、神戸で発生時刻に合わせた追悼集会を開くなどしてきた。追悼者や被災者らの高齢化に伴い、2020年に現地での追悼式を終えたが、昨年は5年ぶりに現地で犠牲者をしのんだ。
だがその後、長年現地神戸とアースを繋ぎ、活動の中心となってきた安田秋成さんが死去。「仮設住宅に身を寄せ合いながら、被災者の先頭に立ち救援を訴え続けていた。彼の存在は大きかった」と理事長は語る。
現地に赴かずとも「震災の記憶を風化してはならない」との思いは今も同じ。当日は午後1時半から太鼓と声明による法要を営み、全員で一心にお題目を唱えた。式の最後に一人一人が祈りを込め、鎮魂の神戸・希望の鐘をつき、被災者に心を寄せた。
石原理事長は、参列者に感謝の言葉を伝え「大きな痛手を受けたすべての人々が絶望や悲観をすることなく生きられるよう、支援を継続することを誓う」と供養の言葉を述べていた。
2025年12月13日号
山梨3 歳末助け合い唱題行
【山梨3】12月13日、山梨県第三部宗務所(岡本正富宗務所長)・同檀信徒協議会(金丸忠仁会長)は韮崎市本町、大蓮寺(望月義仁住職)を出発地に毎年恒例の「歳末助け合い唱題行脚」を行った。
開催当日、出発会場となった大蓮寺には管内教師、檀信徒合わせて80名程の参加者が集まった。当日は寒波の影響で、12月としては非常に寒い1日となり、昨年と同様、厳しい寒さの中での行脚となった。
参加者から成る長い隊列は、教師と檀信徒の代表が掲げる玄題旗を先頭に出発し、それぞれが被災地や世界平和への想いを胸に、力強くお題目を唱え、歩みを進めた。出発に際し、望月住職から挨拶があり、「大蓮寺周辺を行脚隊が歩くのは20数年ぶりです。大変ありがたく、皆様のお題目の声を、近隣の皆様、道行く方々に届けてほしい」と述べた。
今回は韮崎市街地を中心に行脚し、JR韮崎駅前を経由して、出発点の大蓮寺まで戻る、約3キロメートル弱の行程を二時間かけて練り歩いた。
唱題と団扇太鼓の音に誘われ、沿道や民家には手を合わせ行脚隊を見守る近隣住民が多数出てきてくれた「寒い中ご苦労様です。頑張ってください!」と、たくさんの温かい声かけと同時に、久しぶりの行脚だったこともり、「これはどんな行事ですか?」と尋ねてくる住民もいたが、このような方々にもお題目に触れる良い機会となった。
今回の唱題行脚で集まった義援金56万0943円は、公益財団法人「山梨YBS厚生文化事業団」へ寄託され、頻発する自然災害等の復興財源として活用される予定である。



















