全国の通信記事
2024年12月3日号
山梨2 歳末助け合い募金行脚
【山梨2】4組寺院・檀信徒協議会の主催により、12月3日、市川三郷町・宮原、葛籠澤、岩間地区。身延町・三沢、車田地区で、歳末助け合い募金行脚をした。
僧侶約10名がお題目を唱え、団扇太鼓を叩きながら歩き、各地域で檀信徒約15名がそれに続いた。師走の晴天、凛とした空気の中に、お題目の声、太鼓の音が響き渡った。
檀信徒協議会、今村建夫会長も「毎年この時期、寒さは体に堪えるが、少しでも社会に役立てられたらと思う」と語った。集まった募金は市川三郷町・身延町それぞれの社会福祉協議会へ届けられた。
静岡中 伊藤通明上人本葬儀
【静岡中】令和6年12月3日、静岡市常住山感應寺(伊藤佳仁住職)において同年3月23日に百一才で遷化した第52世伊藤通明猊下(智顕院日浄上人)の本葬儀が営まれた。 大導師には身延山久遠寺法主持田日勇猊下、副導師に身延山久遠寺総務浜島典彦猊下、正干与藤枝大慶寺大場唯央住職、式衆に長年感應寺の法務随身を経験した各師が勤めた。この日は晴天に恵まれ、田中恵紳宗務総長をはじめ本山貫首、宗務所長、祖山要職、法縁、全国より駆けつけた参列者による薫香が立ち昇る中、式が厳かに執り行われ遺徳を偲んだ。 法主猊下は歎徳文の中で日浄上人の法臈、布教伝道、社会教化、伽藍護持、海外布教、慈善事業、次代育成など長年の功績に感謝し、明瞭快活で多くの人に慕われた人柄を讃えた。
2024年11月27日号
山梨3 護法団体参拝
【山梨3】宗務所(岡本正富所長)と檀信徒協議会(金丸忠仁会長)が11月27日、28日1泊2日で護法団参を行った。
昨年度から再開された護法団参には、前回同様、多数の参加希望があった。檀信徒、教師合わせて88名が集まり、大型観光バス3台で、東京都大田区池上の日蓮宗大本山池上本門寺(管野日彰貫首)、を参拝した。令和十三年には、日蓮聖人七百五十遠忌を迎えるが、それに先立ち、十数年ぶりの参拝となった。池上本門寺は、日蓮聖人御入滅の地としてあまりにも有名な霊場であり、檀信徒・教師問わず、個人的に一度は参拝に訪れた事があることだろうが、たくさんの仲間とともに参拝し、お題目を一緒に唱えることが団参の醍醐味であろう。
当日は、管野貫首の頂経を賜り、御法話を拝聴した。その後、参加者らは日蓮聖人の御尊像の御開帳を受けた。この日蓮聖人像の右手には御生母の髪の毛を差し入れた払子をお持ちになっていると言われる。そんな日蓮聖人像を目の前に、参加者らは神妙な面持ちで参拝した。
参加者からは、「今年も参加できて良かった。他のお寺の皆さんとも親睦を深める事ができた。年に一度でもお互いの顔を見ることができて、嬉しく思う。」という声も聞かれ、檀信徒相互の親睦を深めるという意味でも、団体参拝の意義を、改めて感じる事ができる時間となった。