全国の通信記事
2025年9月27日号
静岡中 写経の会20年の軌跡
【静岡中】9月27日、静岡市清水区龍華寺(小倉規敬住職)にて、毎月恒例の写経の会が行われ、会員の檀信徒5名が参加した。龍華寺写経の会は平成17年の発足以来、今年で20年を迎える。会員は平成19年より法華経一部八巻二十八品六万九千三百八十四文字の書写行を行っており、今年度中に完了する見込みである。完成したお経は巻物に仕立てられお寺へと納められる。書写行を行っている間は皆真剣に机に向かい静かに筆を進めていたが、終わると小倉規敬住職の法話を聞き和やかな時間を過ごした。小倉規敬住職は写経の会について「会員の皆さまと一緒に最後まで書写することができ、たいへんありがたく思う。次は若い世代や外国人観光客向けに写仏などを行っていきたい。」と語っていた。
2025年9月11日号
静岡中 法華和讃信行会
【静岡中】静岡県中部法華和讃振興会は、9月11日に法華和讃信行会を身延山御廟所・常唱殿(秋山義行別当)にて開催し、寺庭婦人・檀信徒約50名が参加した。
開催に当たり、秋山義行別当より「本日は全ての領域である常唱殿・御草案跡・拝殿をお参りして頂きながら、法華和讃信行会を通じてますます信仰を深めていただき、若い方々に魅力を引き継いでいただきたい」と挨拶を賜った。
研修では、常唱殿にて6月の研修より各自坊にて研鑽を積んできた御法難を中心とした日蓮聖人御一代記を奉詠。その後、お祖師様の当時の身延での生活に思いを馳せながら、御草庵跡・祖廟へと順番に参拝しお祖師さまへの報恩感謝の念と共に、聖詠三首を奉詠。法味を言上した。
参加者からは、「御廟所で奉詠するという機会に恵まれ、今日は心が洗われた。これからも参加したい。」との声が聞かれた。
山梨1 山梨4管区・修法師会合同研修会
【山梨1】令和七年九月十一日(木)、身延山久遠寺報恩閣二階にて、山梨県下四管区修法師会による合同研修会が開催された。講師は、身延山大学特任教授で静岡市由比・妙栄寺住職の望月真澄上人、講題は「修験道と日蓮宗の寄加持祈祷」で、日蓮宗の祈祷の歴史とその変遷、修験道との関係、身延七面山と修験道、さらには寄加持祈祷の実態などについて幅広く説かれた。
講演を聴講した参加者は、配布資料やスクリーンに映し出された資料に目を通しながら、熱心に耳を傾けていた。参加者からは「身延山は日蓮聖人が入山される以前から修験道の修行の山であり、祈祷が盛んな霊山であることを学べた。身延山と七面山との深い関わりを再認識でき、今後の檀信徒への布教に活かしていきたい」との声が聞かれた。



















