全国の通信記事
2022年8月17日号
山梨4 山梨県青年会が寺子屋
【山梨4】令和四年八月十七日、日蓮聖人が悪疫退散の説法を三日三晩した事で知られる長野県富士見町眞福寺において、山梨県日蓮宗青年会主催の寺子屋が実施された。
この寺子屋は、地域の小学生を対象に、青年僧と交流をしながら修行を体験してもらう目的で行われた。
新型コロナが猛威を振るう中ではあるが、夏休みの最後の思い出に実施をしてほしいとの声が多く寄せられ、一層感染予防を徹底する中、15名が寺子屋に参加した。
はじめに全員で本堂において、寺子屋が無事に完了するよう法要を行った。読経・焼香ともに初めての参加者が多かったが、僧侶の説明を聞きながら真剣に行っていた。
他にも、習字の先生をしている住職の奥様の指導の書写の時間や、掃除や草取りで自分たちが使った場所をきれいにする時間など、一生懸命な姿がよくみられた。一方で自由時間には僧侶とともに遊び、それまでの引き締まった表情とは異なる無邪気な笑顔で体を動かすなどめりはりある時間を過ごした。
山梨県日蓮宗青年会会長の小澤真弘上人は、「山梨県日蓮宗青年会として昨年からはじめた寺子屋であるが、子どもたちのいきいきした表情からいい経験になっていることが窺える。これからも試行錯誤しながら続けていきたい。」と語った。
終了式では子どもたちが一日の感想を発表し、「読経の時に足が痛かったけど最後までできてよかった。また来たい。」といった声が聞かれ、充実した夏休みの一日となった。
2022年6月29日号
山梨・山日青60周年記念事業「宗祖甲斐国巡教の足跡唱題行脚」
【山梨】山梨県日蓮宗青年会(以下、山日青)は令和4年初春から夏の終わりにかけて、山梨県内を唱題行脚した。この事業は山日青が結成60周年を迎え、また令和5年は宗祖日蓮聖人が身延へ御入山されて750年の節目を迎える慶讃事業として企画されたもので、日蓮聖人が文永年間に甲斐国内を巡錫した足跡から想定されるルートを辿って実施された。総移動距離200㎞を超える行程は11回に割り振られ、全日の参加会員はのべ129人に及んだ。時には山日青OBや管内教師が同行することもあった。
県内全47ヵ寺を参拝させていただいた内の、主な行程は次の通り。3月に総本山・身延山久遠寺三門をスタートして以降、富士川東岸を北上して東は甲州市休息の立正寺(住職・岩佐宣寿)、笛吹市石和の遠妙寺(住職・長澤宏昌)を経て、西は長野県境・蔦木の眞福寺(住職・小林尭顕)まで至り、そこから南下して南アルプス市上市之瀬の妙了寺(住職・佐野顗誓)や富士川町小室の本山・妙法寺(小倉光雄貫首)を訪ね、再び6月29日に身延の地へ戻って御廟所にてゴールを迎えた。
行脚出発時にはまだ肌寒かった身延山内は、山梨・長野両県の計5管区を巡って、帰り着く頃には汗がにじむ暑さとなっていた。開催期間中には寒暖の差ばかりでなく、玄題旗が大きくはためく強風に耐えた日や、雨天のために延期となる日もあった。またコロナ禍・大人数での唱題行脚となったことから、マスクを付けながら、距離を取って等、過去の唱題行脚にはない工夫が必要となり苦心することとなった。そんな中でも山梨県内を青年僧による力強い団扇太鼓と御題目の声が響き渡り、沿道では多くの方から声援を送られた。また、行脚中にお預かりした浄財150,774円は山梨県コロナ対策担当へ寄付を予定している。
同規模の唱題行脚を実施するのは、山日青としては鎌倉から身延山までの日蓮聖人身延山御入山の道を歩いた10年前の結成50周年記念事業以来のことであり、会内の顔ぶれも変わっていて、多くの会員にとっていくつも管区をまたぐほどの長い距離を御題目と仲間と共に歩くのは初めての経験となった。準備にしても誰が何から着手すれば良いのかという多人数が関わる事業ならではの戸惑いがあり、また実際に事業が始まってみると体験したことのない道のりに、本当に歩ききれるのか、と半信半疑の声も聞かれた。その思いもあってか、全行程を終えた表情は普段の活動では見られないほど晴れやかで、日蓮聖人の足跡を今日の自分たちに追うことができたという大きな達成感と安堵が同時に見て取れた。会員の中からは「全行程が終わってみると、まだまだ歩き足りないと感じています。山日青はこれからも唱題行脚に精進していきます」という頼もしい声も聞こえた。
山日青会長の小澤真弘上人は「県内の宗祖足跡を巡る唱題行脚の行程が無事に完遂できた事を感謝します。コロナ禍でも力強い日蓮宗の布教を示す事ができたのも、山日青先輩上人や県内各上人からの暖かい声援や道中にて応援して下さった多くの皆様のお陰です。誠にありがとうございました」と述べた。
(事務局発)
2022年6月2日号
山梨4 世界平和・立正安国祈念音楽大法要
【山梨4】令和4年6月2日、甲府市総合市民会館において檀信徒協議会定期総会を開催し、新型コロナウイルス感染防止対策で人数制限のある中、僧侶檀信徒約150名が参加した。
総会に先立ち、『世界平和・立正安国祈念音楽大法要』を営んだ。寺庭婦人会による和讃奉詠に始まり、雅楽・読経・御祈祷など祈りを込めた法要が壇上で行われ、檀信徒と僧侶が心を一つに手を合わせた。
研修会として笛吹市定林寺の川久保光隆上人による『菩提寺の発展と活用』~宗門再生計画の目的~というテーマの講演が行われた。講演では、現在の寺院が機能不全に陥っている状況に警鐘を鳴らし、これからは菩提寺の持っていた機能を取り戻し、檀信徒と住職で「魂のふるさと」を作り上げていくことが必要であることが説かれた。
総会を振り返り、檀信徒協議会会長の三井兵部(本妙寺)さんは「少しでも早く世界に平和が訪れるよう願っている。また、講演で聞いたように菩提寺に帰って相談しながら日蓮宗や菩提寺が発展していけるように努めていきたい。」と決意を表した。



















