全国の通信記事
2017年9月30日号
石川2 インド・ブッダガヤ大菩提寺住職来山記念法要
【石川2】9月30日午後3時よりに石川県羽咋市の本山妙成寺(駒野日高貫首)にて、「インド・ブッダガヤ大菩提寺住職来山記念法要」が厳かに執り行われた。管内教師出仕のもと、切散華や、十方礼佛など声明を主体とした法要を行い、インドで生まれた仏教がいかに日本に伝わり、石川県という地で根付いているかを伝えた。式の最後には、大菩提寺住職ビック・シャリンダー師の読経による法味言上も営まれ、参拝者からは感動したとの声も多く上がった。締めに駒野貫首は「遠くインドから、わざわざこの石川県まで来て頂いたことが、非常にありがたく、約700年の歴史の中でも初めての事ではないかと思います。これを機に益々、仏教が、ここ妙成寺が発展していくことを願っています。」と述べた。
2017年7月29日号
石川2 第四十二回少年少女のための修養道場
【石川2】羽咋市滝谷町善住寺(ぜんじゅうじ)で「少年少女のための修養道場」が開催し、二十六名の子供達は七月二十九日から三十一日まで「仏前礼儀作法(ぶつぜんれいぎさほう)」や「お経練習」、能登地域に伝わる「高題目(たかだいもく)練習」が行われた。
国立能登青少年交流の家で宿泊し、食事の前には必ず合掌し全員で「食法(じきほう)」を唱え、「いのち」に感謝して食事を頂いた。
レクリエーションでは、市民プールにて子供達は元気にプールで遊び、夕刻からは境内で出来立ての焼きそばやかき氷を食べ、ダーツや型抜きなど賑わいだ。
閉場式では、子供達による「高題目」を奉唱し、先生や保護者が見守る中、素晴らしい「高題目」を奉唱する事ができた。さらに大句哲正宗務所長、檀協会長、日青会長より、三日間の修養道場を終えた子供たちに、労いの言葉と修了証が渡された。
2017年5月7日号
石川2 いのりんぴっくin能登・五重塔まつり
【石川2】五月七日、羽咋市本山妙成寺で『いのりんぴっくin能登・五重塔まつり』が開催された。この行事は、妙成寺の五重塔をはじめとする貴重な七堂伽藍を国宝に昇格させるための推進運動の一環で、多くの来寺者が盛りだくさんの様々な催事を楽しんだ。
五重塔の前では塔の建立を発願された寿福院様や寺領と諸堂を寄進された加賀藩前田家の偉徳を偲び、能登伝承の高題目の奉納で始まる慶讃法要が営まれ、併せて花祭りと東日本大震災・熊本大分震災追善と震災復興が祈願された。また法要後には和讃が奉納された。
祖師堂では、加賀友禅技術保存会・加賀友禅作家十名の優美な着物の作品が展示され、併せて本堂での「妙成寺と加賀友禅」と題し催されたトークショーでは、同会会長の中町博志氏と二代・由水十久氏の作家が語る伝統工芸加賀友禅に対する思いやその魅力など興味深い話に満堂の聴衆が聴き入っていた。
あさらには、お茶会や生け花展や本堂での太鼓や能楽・小唄・お琴の奉納演奏が行われ、最後にまつりを締め括る妙成寺伝統の「奴行列(やっこぎょうれつ)」では、艶やかな着物姿の駕籠に乗ったミス加賀友禅や加賀友禅大使が花を添えた。