全国の通信記事
2023年11月26日号
愛知尾張 一宮市国照寺で法灯継承式
【愛知尾張】11月26日に一宮市国照寺で法灯継承式が営まれ、第47世高尾龍友師が新たに住職となった。晴天に恵まれ管内寺院をはじめ有縁の僧侶檀信徒ら約130人が参列する中、式に先立ち石川友基宗務所長より辞令が交付され、一昨年に第46世一耀院日峻上人が遷化した後、国照寺の代務住職を務めていた一宮市心證寺住職の市田弘之師より高尾師へと払子が継承された。高尾師は御宝前で力強く奉告文を読み上げ、その後宗務所長をはじめ身延山久遠寺副総務浜島典彦師らの来賓より祝辞が述べられた。高尾師は謝辞で「代務住職を務められた市田上人には、このお寺に来てから一から様々な事を教えていただいた。今こうしていられるのも全て皆様との御縁のおかげであり感謝しなければいけないと思っている。皆様からの御指導をいただきながら尽力していきたい。」と語った。また総代の浅野氏は「身延山に参拝し高尾上人と初めてお会いした際、大変明るく気さくな人柄ですぐに打ち解ける事が出来た。これからは高尾上人と共に国照寺繁栄の為、一層の努力をしていきたい。」と語った。最後に本堂前で記念撮影を行い和やかな雰囲気の中、式は幕を閉じた。
2023年11月20日号
愛知名古屋
【愛知名古屋】名古屋青年会(鈴木海頌会長)と三重県青年会(前原誠伸会長)は11月20日、三重県伊勢市にある「日蓮聖人聖蹟 誓いの井戸」で法華経の読誦会を開催し、愛知県と三重県内の青年僧を中心に20名が参加した。
日蓮聖人は比叡山や京畿を遊学の末、帰郷の途中に伊勢神宮を参拝し、天照大神に法華経広宣流布を誓われた。その前に、身を清めるため百日間の水行をされたのが「誓いの井戸」と伝えられている。
この読誦会は、令和6年に全国日蓮宗青年会(横井通泱会長)主催で行われる「全国日蓮宗青年僧中部結集名古屋大会」に先立ち、開催地の名古屋青年会会員が「法華経巡礼の旅」として、中部ブロックの僧侶と共に法華経の読誦や研鑽を積み、結集への結束を深めるために行っている。また、読誦会には中部各県の青年僧や「愛知一部経読誦会」の会員も参加し、活動を通して法華経読誦の輪を広げている。
読誦後には前原会長より「誓いの井戸」についての話があり、「全国に人たちに誓いの井戸の事をもっと知ってもらいたい。伊勢を訪れた際にはぜひこちらにも立ち寄ってもらえたら」と述べた。
2023年11月12日号
愛知名古屋 西区妙見寺で落慶法要
【愛知名古屋】11月12日、西区妙見寺(亀廣慈宗住職)で日蓮聖人御降誕八百年及び七五十遠忌記念事業として本堂・仏殿・納骨堂・書院・多目的ホール・庫裡・寺務所の落慶法要が執り行われ、僧侶・檀信徒・工事関係者・寺族など総勢100人が参列した。午前には法要に先立って約20人の稚児行列を行い、お題目を唱えながら楽しそうに近隣を練り歩いた。
午後の落慶法要では、亀廣住職を導師、管内の石黒泰良師(東区妙泉寺住職)、塩田宝裕師(西区円頓寺住職)を副導師に、管内各師が式衆を務めて営まれた。堂内には美しい雅楽の音色が響き渡り、代表の天童が祭文を捧げ、本堂一杯に集まった檀信徒らは真新しい妙見寺の完成を祝った。
最後の挨拶で亀廣住職は妙見寺の沿革、改築に至るまでの経緯を紹介。並びにこれまでの檀信徒の方々の協力に深く感謝し、「せっかく新しくきれいな妙見寺ができたので、ぜひ足を運んでほしい」と述べた。
また、夕方からは祝賀会が催され、後藤建築設計室代表後藤修一氏、株式会社ナカシロ、倉橋仏具株式会社、妙見寺総代・建設委員長野村茂氏には、これまでの功績を称え表彰状が贈られた。