全国の通信記事
2026年2月19日号
熊本 社教会研修会
【熊本】社会教化事業協会(会長・山田義晴上人)による研修会「お寺でできる資産運用について」ライフプランナーの馬本和典さんを講師に迎え、2月19日に宗務所(熊本市西区)で開催され、約20名の教師が参加した。
近年、檀家数の減少や維持管理費の増大など、寺院を取り巻く環境は大きく変化している。そのような中で将来に渡り、寺院を護持し、布教活動を継続していく為に、堅実で無理のない資産管理・運用について正しい知識を持つことが重要である。
研修会では、寺院の安定した存続と社会的立場に配慮した資産運用を前提に、メリット・デメリットを基礎から分かりやすく解説された。
2026年2月18日号
山梨3 山静教区教化研究会議
【山梨三】2月18日、身延山大学講堂において、山梨県第三部宗務所・教化センター企画(企画協力第四部教化センター)の教化研究会議が開催された。当日は、僧侶・寺庭婦人ら約70名が参加した。
テーマは「地方寺院の現実~お寺とは何か?何を{諦める・遺す}のか~」と題し、かつてない変容のただ中にある地方寺院について、研究発表・講演・パネルディスカッション・ワークショップが行われ、立場や年齢を超えて、活発な意見交換がなされた。
講師として、身延山久遠寺庶務部長、日蓮宗長期総合計画PT委員長を務める池上要靖氏、他宗の僧侶らが招かれた。また、オブザーバーとして宗教法人等の諸問題を取り扱う弁護士二名も参加した。講演の中で、「合理的な寺の再編は今後必ず必要になる。その時に、選ばれるお寺になるために、個々の実態に合わせて、今できることを実行しなければならない」という見解がなされる一方で、令和6年11月の宗報に掲載された「日蓮宗グランドデザイン」の解説が池上氏によって行われ、近い将来、直面するであろう現実を研究意図とともに説明を受けた。参加者は真剣な面持ちで講演を聞いていた。また、講演に先立ち、山梨県内の寺院・教師実勢データ分析発表も行われた。その後、第四部教化センター長、SOCIAL TEMPLE代表理事の近藤玄純氏を司会として、パネルディスカッションが行われた。
午後のワークショップでは、「これからのお寺を語ろう」と題し、グループに分かれてワークショップが行われた。宗門から自坊に至るまで、様々な不安・悩み・課題点などを共有し、参加者は立場や役職の垣根を越えて、忌憚のない意見が交わされた。参加者からは「初めて会う人とも、気兼ねなく意見を共有し合うことができ、とても有意義な時間だった」との感想が寄せられた。今後の寺院運営のあり方を考える対話の糸口として、本会議は盛会のうちに終了した。
東京北 第66回教師研修会
【東京北】令和8年2月18日、東京都北部布教師会主催の第66回教師研修会が根岸要傳寺(髙森大乗住職)に於いて開催された。
講師には名古屋大光寺住職で医学博士でもある村瀬正光師を迎え、「看取りへの関わりと遺族ケア―日蓮宗教師としての檀信徒との関わり方―」と題して、お話を頂戴した。
ご講義の中で肝要とされていた1つは「傾聴」の大切さである。「傾聴」は人間関係や心の健康において非常に重要な要素となり単に相手の話を聞くことだけでなく、心を開き、相手の気持ちや考えを理解しようとする深いコミュニケーションの一形態である事をお話の中で再認識する事が出来た。更には相談者との中で大切な「傾聴」の態度、言葉遣いや振る舞いに始まり、面談の際の環境作りに至るまで具体的なご教示を頂いた。
また、患者の家族、葬儀にあたって「遺族」に対するケアが大切であると仰る。病院では、医療従事者は、死者を生者と同じように扱い、丁寧な言葉がけを行い、労をねぎらいながら別れを告げる事で、遺族からの感謝の言葉をもらう事が多いと言う、そういった姿勢を見習い死者の尊厳を重んじる行為が大切であり、僧侶が心がけるべき点であるとご教示頂いた。最後に布教にあたって留意すべき点は、「信仰は強制・強要するものではない」「内なる自発的目覚めがないと解決できないものである」ということ。僧侶が境内の清掃や三宝給仕の姿を見せることも見ている者の「気付き」になる。そういった僧侶の姿勢をみせていくことも重要であると述べられた。その後、質疑応答があり、最後に開催寺院の東京都北部布教師会副会長髙森大乗上人より講師をお務め頂いた村瀬正光師に感謝の念を述べられ閉会となった。



















