全国の通信記事
2026年7月15日号
新潟西 柏崎番神堂萬巻会
【新潟西】7月15日、柏崎市の番神堂(田村照明主管)で「萬巻会」が営まれた。番神堂は、佐渡配流から赦免された日蓮大聖人が着岸した番神海岸を見下ろす岬に建つお堂で、祀られる三十番神は大聖人自らが勧請したと伝えられている。 当日は午後2時から僧侶7名が出仕して大祈祷会が営まれ、参拝者の諸願成就や地域社会・世界の安寧を祈願するとともに、中越沖地震の犠牲者への回向が捧げられた。法要後には主管の田村照明僧正が法話を行い、御題目信仰の意義や仏の教えを次世代へ受け継ぐことの大切さを説き、参列した檀信徒は熱心に耳を傾けた。また、開式に先立ち、寺庭婦人と信徒有志による和讃が奉唱され、僧俗一体となって唱える御題目が堂内に響き渡った。翌16日には同番神堂鐘楼堂で、管内有志僧侶6名による「中越沖地震慰霊法要」が営まれた。本年で発生から19年を迎える中越沖地震の犠牲者をはじめ、近年の自然災害や人災で亡くなった方々の慰霊と被災地の復興が祈念された。法要では慰霊の鐘が撞かれ、その鐘の音は市内に静かに響き渡った。
2026年7月10日号
大阪市 社教会研修会
【大阪市】7月10日(金)、大阪市中央区谷町の妙光寺において、大阪公立大学都市科学・防災研究センター(および大学院現代システム科学研究科)の生田英輔教授を講師に迎え、日蓮宗大阪市社会教化事業協会主催の研修会が開催された。管内・外の教師、檀信徒、一般参加者併せて約40名の参加があった。
第1講では「改めて考える南海トラフ地震とは」をテーマとして講義、一級建築士で防災士でもある生田教授は最新の科学的知見に基づき、今後30年以内の発生率が60%~90%程度以上、最大想定死者数30万人という南海トラフ地震の被害想定を始め、都市部特有の危険性を具体的に提示された。津波だけでなく、揺れによる建物倒壊、火災被害も大きいことを説明された。
続く第2講は「コミュニティ防災と人材育成について」の講義、この中で生田教授は、「人がいてこそのコミュニティであり、人がいないとコミュニティは成り立たない」と述べられ、災害時に個人ができることに限りがあるからこそ、平時から1人1人が防災を学び、防災計画に基づいた訓練や人材育成を通じて、共に支え助け合うコミュニティを築く大切さを訴えた。
さらに、防災活動の先導者ともなる「防災士」の活動についても言及、参加者に向けて「ぜひ多くの方に興味を持っていただき、防災力を高める先頭に立ってほしい」と呼びかけた。
研修会は、盛況のまま閉幕。参加者からは「南海トラフの危機感を改めて持ち、自分たちに何ができるか考えるきっかけになった」「防災士の資格取得に挑戦してみたい」といった前向きな声が聞かれ、防災意識を強める有意義な一日となった。
2026年7月9日号
岐阜 岐阜空襲慰霊行脚
【岐阜】1945年7月9日、岐阜市街に空襲が行われた。空襲から81年となるこの日、岐阜県青年会によって岐阜空襲慰霊行脚が執り行われた。慰霊行脚に先だち岐阜市円経寺(渡邊泰秀住職)で戦時下に命を落とされた人々への慰霊法要を執り行い、その後岐阜市内各寺院では慰霊読誦を行った。僧侶や檀徒が参列し、犠牲者に祈りを捧げた。団扇太鼓の鳴り響く音と、お題目の祈りの声が、市内に響き渡り平和の尊さを再確認し戦争の惨禍を忘れずに、心に希望を届ける一日となった。



















