2025年3月14日
愛媛 釈尊涅槃会と世界平和祈祷会
【愛媛】3月14日、妙昌寺(愛媛県西条市東町230)において、釈尊涅槃会と第30回立正安国世界平和祈祷会が厳かに営まれた。法要は、県内僧侶11名による修法で幕を開けた。本妙寺副住職の村口泰淳師を導師に迎え、世界平和を祈念するご祈祷・ご祈願。続いて、妙昌寺住職の千秀郎師が導師を務め、釈尊の徳を偲ぶとともに、参列した約150名の檀信徒の各家先祖代々諸聖霊の供養、そして立正安国のぼりを奉納した檀信徒の信力増進のご祈願が捧げられた。特筆すべきは、本年愛媛県から中山法華経寺・遠寿院の荒行を終えた僧侶が3名いたことだ。ご祈祷・ご祈願の後には、檀信徒から荒行を成満した僧侶たちへ、労いと敬意を込めて花束が贈呈された。2時間に及ぶ法要の後、檀信徒はそれぞれ卒塔婆を手にし、釈迦牟尼世尊と先祖の霊、そして世界中の生きとし生けるもの全てに供養を捧げた。法要後には、参列者全員にチャーハンが供養された。心温まる食事を共にすることで、檀信徒の絆はより一層深まった。妙昌寺に集った人々は、釈尊の教えに触れ、平和を祈り、先祖を供養することで、それぞれの心の安寧を願い、新たな気持ちで日々の生活へと戻っていった。