2025年3月11日
山梨4 3・11追悼のつどい
【山梨4】NPO法人災害危機管理システムアース(山梨県立本寺住職石原顕正氏)は、令和7年3月11日、日蓮聖人の辻説法跡地に建てられた鎌倉日蓮堂にて、東日本大震災全犠牲者への鎮魂と平和を願い「3・11追悼のつどい」を開催した。
音楽法要では、木造の日蓮聖人像が奉安された六角堂内にて、揚琴奏者の方が奏でる追悼の音色と共に、日蓮宗僧侶16名の声明がセッションとなり響き渡った。
災害発生の時刻が近づき、参加者・参列者は50名を超え増え続けていく。14時10分より、多くの参列者が見守る中、希望の鐘を点鐘し黙祷が捧げられた。
参加者に希望の鐘を突いてもらい、震災1年目に岩手県大船渡市の追悼集会で遺族らが海に向かってささげた散華を、当時の思いを込めて新たに「御朱印散華」として制作し手渡した。手元に置いて「被災地と共にある」ことを考えてほしいと。
14年目の追悼を振り返り理事長の石原師は「私たちは「喪と復興」の両面を担いながら、これからも震災の日には多くの人々と共に事実を継承し、風化させないことが必要でしょう。震災を語り継ぎ、被災者に寄り添い続け、思い起こす機会をつくる努力を続けて行きたい」と語ってくれた。