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2024年7月7日
大阪三島・高槻市乾性寺で新しい法要に挑戦
【大阪三島】高槻市乾性寺(阪田祐光住職)は、7月7日に長壽院殿妙遠日久大姉供養会を開いた。長壽院殿妙遠日久大姉は乾性寺開基檀越の母で、同寺はこの人物の供養のために創建された。
昨年より始まった同寺の供養会は、「挑戦的で華やかな新しい法要」を模索することを目的のひとつにしており、今年度は雅楽・二胡・サクスフォーンの演奏が式中に盛り込まれた。「なるべく多くの方の手を借りたい」と考えた住職は、未信徒の音楽演奏者を招いたほか、檀信徒に依頼をして折り紙で桔梗の散華(供養をされる日久大姉の家紋が桔梗であることから)を作り、それを用いて道場を荘厳した。
30人ほどの参列者は様々な感想を抱き、後日住職の元には複数の感想が寄せられた。「感激のあまり涙が出たという感想をいただいた一方、盛り込み過ぎてテーマがよくわからないという批評もあり、これまでの中でもっとも賛否の分かれた法要になった。そのこと自体、大変良いことだと思っている。今後とも色々な工夫を重ねたい」と住職は語る。