2024年5月25日
名古屋 名古屋市大光寺で入寺式ほか
【愛知名古屋】令和六年 五月二十五日(土)名古屋市東区 妙瑞山大光寺において「日蓮聖人七百五十遠忌報恩記念 本堂落慶 並びに第三十七世 村瀬正光師 入寺式 天童音楽大法要」が執り行われた。
雲一つない晴天に恵まれ、多くの檀信徒が集う中、法要に先立ち稚児行列が行われた。雅楽の音色が響く厳粛な雰囲気に包まれる中、子供たちと家族は真新しい本堂へと入堂し、力強い御祈祷を受け、真剣な様子で手を合わせていた。その後、堂内では稚児によるお餅とお菓子撒きが行われ、集まった檀信徒が楽しそうに受け取る姿がとても印象的であった。
定刻に堂内では法要が始まった。新住職が入堂後、天野行淳宗務所長(名東区本成寺住職)より住職認証の辞令伝達が行われ、正干与人である林教一僧正(東区情妙寺住職)から払子を手渡されると深々と一礼。そして稚児による天童祭文、新住職による慶讃奉告文が読み上げられた。式の終盤には本堂落慶にあたり、ご尽力頂いた業者へ感謝状の贈呈があり、厚く御礼の言葉が述べられた。来賓からは正光師の益々の活躍を期待する温かい祝辞が送られた。結びの謝辞では檀信徒をはじめ堂内に集まった全ての方へ感謝の言葉を述べられ更なる精進を誓った。大きな拍手が送られる中、無事閉式を迎えた時、その表情は安堵に満ちていた。
稚児行列に参加した家族からは「子供の成長をこれからもこのお寺と共に見守っていきます」といった言葉や「益々お寺を盛り上げてくれることでしょう」と大きな期待を寄せる声が聴かれた。脈々と続く大光寺の歴史に新たな一頁を刻むべく、今日新たな一歩が踏み出された。