2024年4月7日
山梨3 南アルプス市妙了寺で千部会
【山梨3】山梨県南アルプス市上市之瀬にある高峰山妙了寺(佐野顗誓住職)は身延山国中触頭三ヶ寺の中心寺院としても知られ、宮家、徳川家、武田家より寄進されたものも多く残されている。
コロナ禍によって開催が見送られていた妙了寺法華千部会が4月7日(日)の午後1時より本堂に於いて4年ぶりに執り行われた。
法要に先立ち、満開の桜並木の中を山門より佐野住職を先頭に9名の稚児が続き稚児行列が行われ法要に花を添えた。
法要には法縁寺院の各聖、管内の修法師が出仕し、大勢の檀信徒が参列する中、厳かに千部会が執り行われた。
式の中で稚児による天童献供が行われ、その後参列した檀信徒に修法師による大衆法楽が行われた。
本年は境内の桜の開花が遅かったのとコロナ禍開けということもあり観光客や花見客も多く、桜吹雪の中行われた法要に感動しともに参列していた。
参拝者の一人は「遠方から桜を見に来ただけではあったが、思いがけずとても良い日に来ることができた。これも仏縁なのかなと思った」と笑顔で話しており、また来年も来たいと話していた。
式の終わりには佐野住職からの挨拶があり、4年という長い間開催を見送らなければならなかったが、また大勢でこの千部会を開催することができて大変喜ばしく思っている。この妙了寺がますます発展していくことを祈っていると話され式を閉じた。