全国の通信記事
2021年11月23日号
島根 雲南市成蓮寺で法灯継承式
【島根】11月23日、雲南市大東町成蓮寺で「法灯継承式」が行われ、第30世の岡本亮啓師が代務住職を退任し、第31世に岡本亮泰師が新住職として法灯を継承した。
当日は僧侶檀信徒約30名が参列し、御会式法要が併せて行われた中、秋晴れの中練り行列を行った後、前住職から新住職へ払子が継承された。
新住職が、力強く奉告文を読み上げると参列者は一様に感銘を受けていた。岡本亮泰師は「檀信徒の皆様が護持してきたお寺の法燈を継承させていただくことの重みを感じています。寺門興隆のため精進致します」と就任挨拶をした。参列した檀信徒は「鎌倉の本山比企谷妙本寺で随身され、貴重な経験を積まれてきたと聞いています。檀信徒一同、喜びと期待をしています」と笑顔で語っていた。
2021年11月21日号
静岡東 団員20人で祖廟輪番奉仕
【静岡東】11月21日(日)、静岡県東部宗務所(安藝栄修宗務所長)は管内の僧侶・檀信徒250名の思いを携え、感染症対策をとりながら団員20名にて身延山に登詣し、祖廟輪番奉仕を行った。
当初は檀信徒を伴っての輪番奉仕を献灯していたが、全国的な新型コロナのまん延により、昨年はインターネット中継を用いた参拝、本年は代表団による参拝となった。
この日は晴天で、絶好の参拝日より。身延山内の木々は秋色に染まり、日曜日ということもあって、一般参詣者の姿も多かった。
身延山久遠寺旧書院にて、内野日総法主猊下より輪番御導師の委嘱を受けた。委嘱式の後、法主猊下のご高配を賜り、登詣した団員との記念撮影が行われた。
昨年同様、管内寺院教会結社及びその檀信徒に賛同という形で輪番奉仕者を募った。浄財と名簿は代表団が持参し、賛同者御芳名は御真骨堂に於いて宗務所長が奉奠した。
◆奥之院思親閣へ
御真骨堂(ごしんこつどう)にて輪番奉仕法要を終えた後、午後からは奥之院思親閣(おくのいん ししんかく)へ登詣した。
思親閣の御開帳、大孝殿での唱題行を経て、往時の日蓮大聖人を偲びつつ、千葉小湊の方向を向いて全員で自我偈・御題目をお唱えした。
輪番後、安藝栄修宗務所長は
「本年も、多くのご賛同を賜り輪番奉仕を無事勤めることができました。
ようやく、日本または世界で様々な活動が行われてくるようになりましたが、未だ開催を断念する事業も多くあります。そのような中、当宗務所は中止ではなく、代理参拝による実現に舵を切ったのは、今後様々な制約が解除される時に、日蓮大聖人へのご給仕の心を途切れているようなことがあってはならない。その一心からであります。
大聖人は、全ての人々を助けたいとの思いから幼き頃より一切経典を修学され、お釈迦様の真実の教え『法華経』の大事を我々に遺されました。
日蓮大聖人は『波木井殿御書』のなかで「身延山は9年間、心安く法華経を読誦させていただいた山なので、例えどこで死ぬことがあっても、墓は身延山に建ててください。とこしえに私 日蓮の心は身延山に住んでおりますから(意訳)」と述べられております。
私たちは大聖人に連なる門弟・檀信徒として、久遠実成のお釈迦さまから日蓮大聖人へと続いた「御題目の心」を護り伝え、「全ての人々が安穏な心持ちで生きていく世界の実現」を目指さなければいけません
その誓いを大聖人にお伝えする機会の一つがこの輪番奉仕であります。
檀信徒のみなさまと共に、日蓮大聖人棲神の霊地で御題目をお唱えできる日を心より期待しています。」
北海道西 コロナ禍支援のお米無料配布
【北海道西】令和3年11月21日午後1時から3時まで札幌市瑞玄寺(伊藤美妙住職)においてコロナ禍支援のお米無料配布が行われました。5kgのお米を200名分用意し、配布されました。お米は檀信徒からの寄付とお寺で購入した物です。
約130人が訪れ、皆様喜んで受け取られておりました。残りのお米は札幌市母子寡婦連合会の代表者さまにお渡しし、仕事などで受け取りに来られなかった母子家庭の方々に配布して頂きました。後日、配布した方々から
『皆様のおかげで食べ盛りの子供三人を育てていけている事にとても感謝しております。』
『食べ盛りの子が美味しそうに食べている姿をみて、私も幸せな気持ちになり、また頑張ろうと元気をもらいました。』
『シングルマザーで子供が二人いますが、頼る人が居ないのでとても助かりました。』
などのお礼の手紙を頂いたそうです。伊藤住職は「今後も檀家の方々の協力を頂きながら支援を続けていきたいと思います。」と話されていました。