全国の通信記事
2021年7月16日号
長崎 畑良暁上人の本葬儀
【長崎】壱岐市霜田寺で7月16日、第7世畑良暁(玄明院日暁)上人の本葬儀が営まれた。畑上人は令和3年6月30日遷化、世寿88歳。昭和41年に霜田寺住職に就任。平成5年に位牌堂、同16年に本堂総建て替えを行い山門興隆に力を注いだ。また、昭和46年から8期32年間にわたり町会議員として壱岐の振興に尽力した。畑上人の遺徳や人柄を偲び、寂しさの中にも温かさを感じられる葬儀となった。
新潟西 中越沖地震十五回忌法要
【新潟西】七月十六日、新潟県柏崎市番神堂(秋山文孝主管)で、中越沖地震十五回忌慰霊法要と復興祈願会が行われた。
平成19年に発生した中越沖地震では、柏崎市や刈羽村などで深度6強を観測し、15人が死亡し、2316人が重軽傷を負った。番神堂も鐘楼堂が全壊するなど大きな被害を受けたが、多くの協力を得てその年のうちに鐘楼堂は再建され震災復興のシンボルとなった。以来、毎年中越沖地震で亡くなられた15名の慰霊と、全国各地の自然災害の復興のための法要が執り行われている。本年はコロナウイルス感染症拡大防止のため規模を縮小しての実施となった。
法要に先立ち地元の青年僧による災害復興行脚が執り行われ、力強い御題目の声が市内に響き渡った。また震災の発生した10時13分に黙祷が捧げられたほか犠牲者の慰霊のため15打の鐘がつかれ、日本海や市街に向けて読経を行った。
番神堂の主管をつとめる秋山僧正は「中越沖地震の慰霊は今年で15回忌となった。本年は日蓮大聖人の御降誕800年、佐渡入国750年の記念の年に当たる。新型ウイルスで人々の気持ちが沈む中だが、なんとか頑張ってともに乗り越えていきたい。震災復興のほか早く感染症が収束し人々の生活がもとに戻ることも祈願した。」と語り、地震の記憶を風化させないためにも今後も法要を続けていきたいと気持ちを新たにした。
2021年7月13日号
岡山 宗祖幼少時胸上姿石像の開眼法要
【岡山】7月13日、岡山市妹尾の隆盛寺にて800年慶讃事業の宗祖幼少時胸上姿石像の開眼法要が、妹尾塔頭寺院出仕のもと執り行われ、塔頭寺院檀信徒の代表者が参列した。
導師を勤めた山本隆勝住職は、宗門運動や宗祖御降誕800年慶讃事業で度々宗祖の幼少時の御姿を拝見し、当山にも何か後世に遺せないかと考え、長年の寒行の浄財を事業費に充てて本堂正面階段の左手に、高さ約2m(台座含む)の御幼像を安置した。
参列した寒中修行の参加者は「800年の記念の年を迎えて新たに手を合わせる日蓮聖人の御姿が生まれ、御幼像になぞらえて地域の子ども達を見守って欲しい」と話し手を合わせた。