オピニオン
2020年11月20日号
冥福を祈ります
「心よりご冥福をお祈り申し上げます」。弔問の挨拶としてよく使われる言葉ですが、いつも疑問に思っていました。大切な人を亡くし悲しんでいる場で、幸運・幸いを表す「福」が入った挨拶言葉を交わすなんて…と。
亡くなってから四十九日間を中有、または迷いの世界を表す冥界・冥土ともいいます。「冥福」とは、四十九日間の旅路を迷うことなく幸いに終えて欲しいと願い、故人に向けて気持ちを表す言葉なのです。葬儀式の引導や回向も同じ。冥界で迷うことなく浄土へ向かって欲しいと祈り、諭し教示するとても大切な仏事なのです。
近ごろは家族に迷惑をかけたくないとの思いから、葬儀をしない人も増えているそうですが、冥界で迷い浄土へ辿り着かない霊が増えるのではと想像するだけで恐ろしい思いがします。どの様な形の葬儀でも良いから、しっかりとお題目でお送りし、浄土に向かって頂きたく思います。
(長野県布教師会長・大橋一雄)

2020年11月19日号
北海道北 青年会が先師法要
【北海道北】北海道の厳しい環境の中、檀信徒と共に手付かずの原野を開拓しながら教えを弘められた
僧侶に回向を捧げる「先師報恩会」が11月19日、穂坂孝史宗務所長参席のもと、留萌市法泉寺で営まれた。
この法要は青年会により執り行われ今年で3回目となり、導師を鋤澤裕道会長、副導師を会員でもある大村啓眞法泉寺住職がつとめた。北海道北部青年会は会員数が少ないが、法要のエキスパートである声明師が2名在籍しており、その声明師の指導により前日から何度もリハーサルを行い、当日の法要に臨んだ。参列した法泉寺檀信徒は、若い僧侶による力強い読経と、きれいに揃った立ち居振る舞いにとても感動したと話されていた。
鋤澤会長は「先師のご功績、ご苦労をしっかりと胸に刻み、自坊、管区、宗門のため日々精進してまいりたい」と語った。
山梨1 奥之院思親閣登詣参拝
【山梨1】11月22日(日)、身延山奥之院思親閣で毎年恒例となっている「思親閣登詣参拝~お別当さんと一緒に歩いて奥之院を参拝しよう~」が開催され約70名の信徒が参加した。本年は4月に思親閣第54代別当を就任された志摩坊住職・佐藤順行上人が思親閣を出発地点とし、追分感井坊・千本杉・松樹庵・妙石坊・ご廟所・三門という行程で身延山裏参道を案内された。思親閣では育恩祖師の御開帳を佐藤別当が執り行い、参加者に対して労いの言葉をかけられた。追分感井坊では望月海雄上人(花之坊内)、松樹庵では冨田智健上人(清水房内)による御開帳と縁起説明が行われた。晴天にも恵まれ紅葉が見頃となった裏参道に、清々しい空気を感じ喜びに満ちた参加者の御題目と団扇太鼓の音が響き渡った。



















