全国の通信記事
2020年9月16日号
大坂三島 檀信徒のつどい
【大阪三島】大阪府三島宗務所(阪田兼光所長)は、9月16日(水)大阪府堺市の妙國寺で「檀信徒のつどい」を開催した。参加者は、教師檀信徒合わせて43人。
本来3月に行っていた檀信徒のつどいですが、今回コロナ禍で延期していたのをこの度行った。檀信徒からの「行きたい」という要望等があり実施した。
コロナ対策として、参加人数の縮小と法要の際、式衆や檀信徒の座席の間隔をあけ、マスク及びマウスシールドの着用を義務付けて行った。
今回の法要主旨として、堺大空襲七十五年追善並びに立正安国・世界平和記念での法要を行った。法要では、笙と龍笛を使って雅楽の演奏も取り入れた。法要後、妙国寺住職の岡部日聡猊下に妙国寺の縁起の説明をして頂いた。檀信徒から「法要の雅楽がよかった。」や「妙国寺の成り立ちがわかりすごくよかった。」との感想が聞かれた。この後、昼食でもコロナ対策として、いくつかのグループに別れて間隔をあけて食事をとった。マスクも食べている時は、外していいが、食事が終わったら着けてもらった。
2020年9月13日号
静岡東 檀信徒のリモート参列で輪番奉仕
【静岡東】宗務所は全国に先駆け、ライブ配信と檀信徒のリモート参列というこれまでにない形での身延山祖廟輪番奉仕を9月13日に実施した。護法運動発祥の地である静岡県東部では、毎年欠かさずバス7~8台を貸し切り教師・檀信徒と共に祖廟輪番奉仕を行ってきた。しかし昨今のコロナ禍では、中止を余儀なくされ意気消沈していたところ、檀信徒からは「非常に残念だ」「何とか行きたい」という祖廟への思いが聞こえてきた。そして、その思いを何とか形にして報恩の灯を絶やしたくないとの局員からの意見で宗務所長及び局員による代理参拝というアイデアが生まれた。そのアイデアを持ち身延山ご当局と話し合いをしたところ、快諾していただいたうえにライブ配信をしてはどうかとのありがたいお言葉を頂戴した。当日は、安藝栄修宗務所長及び宗務所局員18名が登詣し、大客殿にて輪番委嘱の儀後、御真骨堂で輪番奉仕法要を営み、御廟所常唱殿での法要では、今回の輪番奉仕に賛同した32ケ寺、410名の教師・檀信徒の名前が読み上げられた。この様子がライブ配信され、賛同者らはそれぞれの自宅などで視聴しながら法要にリモート参列した。この新しい試みに、檀信徒からは「感激しました」「こういう形でも輪番奉仕に参加できてよかった」「来年は身延山で輪番奉仕が営めるように祈りました」といった声が上がった。この試みは新たな輪番奉仕参加者の開拓につながったのではないだろうか。
千葉東 多古高校野球部御礼参拝
【千葉東】9月13日、多古町妙光寺(冨永観瑞住職)に於いて多古高校野球部御礼参拝が行われ、約30名が参加した。
例年は野球部全員で保護者併せて100名以上で参拝しているが、今年はコロナ禍のため野球部を卒業する3年生とその保護者のみの参加だった。
夏の甲子園や代表校を決める千葉大会の中止を受け開催した独自大会「2020夏季県高等学校野球大会」に出場した多古高校野球部は、妙光寺祖師堂において神仏への御礼と試合結果の報告の法要を行った。礼で始まり礼で終わる素晴らしい習慣は先輩より代々引き継がれ実施している。
冨永住職は「今年はコロナの影響で本大会がなく悔しい思いもしたと思いますが、
その中でも皆に感動を与え、良い試合をしてくれました。多くの人の声援を受けていたこと、育ててくれた方々を思いだし、日々感謝の心を持ち続け、後輩を育ててください。これからの人生も野球で培った根性と向上心を忘れずに、互いに助け合い良き人生を築いて欲しい。」と話されていた。