全国の通信記事
2019年1月23日号
山梨3・寺庭婦人会 研修会
【山梨3】寺庭婦人会は、1月23日静岡県長泉町「愛鷹教会」を訪れ、恒例の研修会を行った。地元では自然の瀧のあるお寺として知られている「愛鷹教会」で、大寒の時期に行なわれる瀧行水行の体験や、本堂で気軽にできる瞑想修行の体験などを研鑽した。一行は教会担任より瀧行水行の所作についての指導を受け、実際に一人一人冷たい瀧の水に身を浄め、その後本堂に上がって30分程の瞑想修行を行なっていた。教会担任は「最近は女性の瀧行希望者が増えてきました。お寺を支えている女性もこの厳しい修行を体験し、日頃の自坊での信行活動に生かして欲しい」と話していた。またこの日は、地元で飲食店を経営する教会総代の手作りの精進料理も振る舞われていた。寺庭婦人会長は「山奥の自然に包まれたお寺での瀧修行や瀧の音を聞きながら行う瞑想など、貴重なお話しも聞き、体験もさせてもらいました。不思議と心が洗われた気持ちで一杯です」と語っていた。
2019年1月21日号
神奈川3 伊勢原市法眼寺新年会に三遊亭遊吉さん
【神奈川3】一月二十一日(月)伊勢原市 法眼寺(小泉海文住職)において新年会が行われた。
午後一時より始まった新年会は小泉住職を導師に法要が営まれた。参列した大勢の寺族・檀信徒一人一人にお経本が配られ導師と共にお唱えした。
法話では小泉住職が「この後の遊吉師匠のお話しを十分に楽しんでいただいて、一年間を笑顔で明るく過ごして下さい」と述べた。
法要の後、午後一時半からは伊勢原市出身の真打の噺家・三遊亭遊吉師による落語が行われた。
出囃子の音色を背に本堂内に作られた高座に三遊亭遊吉師登壇。参列者はその話術に引き込まれ本堂内が笑い声で包まれた。
その後、客殿においてくじ引き大会や宴席が設けられ大盛況の内に閉会となった。
東京西 修行寺で日朗菩薩七百遠忌報恩 御尊像開眼法要
【東京西】一月十二十一日(月)杉並区堀之内 修行寺(大給海眞住職)に於いて日朗菩薩七百遠忌報恩 御尊像開眼法要が行われた。
修行寺は江戸期までは松戸市平賀本山本土寺の歴代貫首の寺院である歴史を持ち、六世までの歴代先師は住職であったが七世より三十一世までは中村檀林で学ばれていた学識の高い高僧により明治期まで院代されていた。現住職で四十一世となる。
元々日朗聖人の御尊像が安置されていた寺院であったが、戦中に焼失。今回の日朗聖人七百遠忌を期に、実に七十四年ぶりに御尊像を復興する事となった。復興された御尊像は池上本門寺の日朗聖人御尊像を参考にされた。
当日は午後二時より及川真介上人による日朗聖人についての講話が行われ、午後三時より御尊像開眼法要が行われた。
山門より三線の奏楽と共に導師、式衆、日朗聖人御尊像が本堂に入堂し、御尊像が安置され開眼法要が厳修された。
法要は木剣での御祈祷、導師による宝剣での御祈念、三線による奏楽、五色の紐のついた筆を及川真介上人が持ち、檀信徒と共に目入れの儀を行い、厳粛ながらも華やかな雰囲気のなか執り行われた。
法要後も暫くは開眼された御尊像を拝む檀信徒が尽きず、御尊像が温かく迎えられた。