全国の通信記事
2019年1月25日号
埼玉 教師大会
【埼玉】1月25日さいたま市大宮区ベルヴィ大宮サンパレスを会場に、
教師40人が参加して開催された。
講演には、日蓮宗伝道部長松井大英師を迎え「但行礼拝・合掌礼・いのちに合掌・お題目結縁とは」題して、松井師が用意した宗祖降誕800年慶讃事業進捗状況の資料を参加者へ配布し、プロジェクターを使って現在
までの宗門においての進捗状況の説明をした。
引続いて、日蓮宗総務局長・第12区宗会議員松永慈弘師による宗会報告に移り、松永師の話が進められた。
この1年間、いろいろと役職を経験してきたなかで思ったことを中心に檀家制度が揺らいでいることや根本的な変革が求められるようになるなか、リストラクチャー(事業構造の根本的な変革)を行った会社と行わなかった会社を例にするなど、新たな体制を模索する必要があると話した。また、各寺院へインターネットやスマートフォンの活用を提案し、日蓮宗公式スマートフォンアプリ「合掌の証」や「全国避難所ガイド」のパンフレットが配られ、檀信徒へ「合掌の証」をスマートフォンにダウンロードしてもらう事や「全国避難所ガイド」のアプリ製作会社と日蓮宗寺院約千ヶ寺が災害時協力寺院として登録されているなど「他の宗派ではなかなか進まないことをやっているとご理解いただきたい」と話し教師大会を終えた。
大阪豊能 立正身延会が研修会と総会
【大阪豊能】身延山檀信徒研修道場修了者を中心に組織される豊能立正身延会(那須弘会長)の研修会と総会が1月25日、能勢町妙華寺(岡宗潤住職)で開催され、会員ら55人が参加した。
山下所長を導師に法味言上、年中安泰の祈願と今年度の会員物故者へ追善の誠が捧げられた。続いて桑木信弘師(能勢町妙圓寺住職)の法話を聴聞。
その後、豊能日青会(森皓賢会長)主催の寒行に参加。同町吉野地区にある薬師堂まで唱題行脚。唱題の声を能勢の地に響かせていた。
続いて総会・親睦会へと移り、さらなる同会の発展・寺院と檀信徒の和融を願った。
千葉北 中山法華経寺で防火訓練
【千葉北】1月25日、法華経寺(新井日湛貫首)で防火訓練があった。この訓練は1949年1月26日、奈良県法隆寺金堂の国宝壁画が焼損したのを機に制定された文化財防火デーを教訓に市川市消防局や市川市と共に実施している。午前10時の訓練開始と共に祖師堂より火災が発生したという想定で119番通報後に、塔頭の浄光院(緑谷一雄住職)付属のみどり幼稚園5歳児約70名が徒歩で避難を行った。また負傷者の救護や宝物の移動など同寺僧侶を初めとした参加者が手際よく行った。法華経寺職員や近隣住民で組織される自衛消防隊も訓練に参加するなど寺院関係者のみでなく地域一体となり消防訓練は進行した。避難後には消防車やポンプ車などが一斉放水を行い祖師堂に向け水が弧を描き見学者より歓声が上がった。訓練終了後新井貫首は明治期における同寺の火災について触れるとともに、今後も失火には十分注意し宝物護持に努めたいと語った。