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2018年2月27日号
福岡 管内成満僧の帰山奉告式
【福岡】福岡県修法師会(原良覚会長)は平成二十九年度加行所成満僧の帰山奉告式を二月二十七日、福岡市日蓮聖人銅像護持教会(渡邊正順主管)で開催し、僧侶檀信徒約二百人が参列した。
午後十二時三十分より日蓮聖人銅像前で自我偈を一読した後、水行式が行われた。その後本堂で帰山奉告式が、県内代表再行成満の鵜澤恭温師(久留米市本泰寺住職)を導師に厳修された。
続いて、渡邊主管、高嵜泰道宗務所長、佐野前延宗会議員が祝辞を述べた。次に鵜澤師が行僧を代表して挨拶し「懐かしい銅像で帰山式ができ、有難く存じます。今年は人数が少なく、寒さがとても厳しい年で、水行の飛沫で氷柱が出来るほどでした。厳しい環境の中でも、誇りを持ち修行に励み、檀信徒皆様の家内安全、身体健全を祈らさせて頂きました」と述べた。
最後に原会長が「本日は素晴らしい天気で、これも行僧さん達の功徳だと思います。なによりも六名が無事に帰ってきてくれた事を嬉しく思います。」と述べ挨拶を終えた。
引き続き特別祈祷が行われ、参列者は鍛えられた迫力のある加行僧の読経と修法に一心に手を合わせていた。
出仕加行僧
再行 本泰寺 鵜澤恭温師
再行 大善坊 松本修明師
再行 龍潜寺 松尾周瑛師
再行 法華寺 林 智能師
初行 本岳寺 立野良憲師
初行 本佛寺 江頭前一師
2018年2月26日号
千葉西 宗会議員大塩孝信師激励祝賀会
【千葉西】管区選出宗会議員大塩孝信師(市原市・正蓮寺住職)が宗会議長に就任し、平成30年2月26日(月)に順子令夫人と共に激励祝賀会が茂原市割烹かたおかに於いて開催され、管内有縁の僧侶36名が出席した。初めに発起人を代表して持田日勇貫首(茂原市・本山藻原寺)が挨拶し、本日の開催経緯と管内選出宗会議員の歴史と功績を紹介した。また、大塩師が降誕800年に向けて800万遍の唱題をされていることに触れ、宗会の合間に身延山久遠寺や小湊誕生寺でも唱題行をされている事を話した。また、日蓮聖人御遺文の戒法門(定1944)をあげ、仁・義・礼・智・信の中で大塩師は「智」の人であると激励した。
次に来賓を代表して土井了真宗務所長(長生村・法輪寺住職)が祝辞を述べ、発起人の田澤元泰師(茂原市・妙弘寺住職)から参加者を代表して記念品が贈呈された。大塩師は「26才から青年会に入会して以来、先輩の背中から学ばせていただいた」と謝辞し、「これからも邁進して行く」と誓った。続いて畠山日慶貫首(大網白里市・本山正法寺)が順子令夫人の内助の功を称えて乾杯となった。花束の贈呈など和やかに進行し、千葉教区の宗会議員を代表して長谷川雄一宗会議員(匝瑳市・朗生寺住職)が祝辞を述べ、最後に発起人の増田寳泉師(茂原市・妙源寺住職)が挨拶をして閉会となった。
2018年2月25日号
滋賀 護法統一信行会
【滋賀】宗務所(佐橋龍岳所長)主催、檀信徒協議会(今江光夫会長)協賛のもと護法統一信行会が2月25日、彦根市蓮成寺(福島謙應住職)にて開催。教師檀信徒約270人が参加した。
開催に先立ち青年僧が彦根市蓮華寺から市内を唱題行脚。
法味言上後、青年会による唱題行があり、午後からは望月真澄上人(身延山大学仏教学部長)を迎え「日蓮宗の千ヶ寺参り~千ヶ寺参りの足跡~」と題し講演。
巡礼の歴史、日蓮宗の巡礼形態、江戸時代から明治時代の霊場巡礼など写真を交え解説。また、滋賀県長浜市の妙立寺にある千箇寺詣部屋の墨書を紹介。白壁や柱に書かれたお題目、和歌、題目塔、万燈、丁髷の男性など檀信徒らは興味深げに見入っていた。
その後、修法師会による法楽加持で参加者の信行増進を祈念し信行会の最後を締め括った。