全国の通信記事
2018年2月25日号
京都2 藤原充静師の帰山奉告・国祷会
【京都2】参籠1回の藤原充静師の帰山奉告・国祷会が2月25日、与謝郡与謝野町一心寺(藤原信良住職)で行われ僧侶、檀信徒約100人が参列した。
行僧4人と共に行列・水行の後、奉告式が行われ、藤原師は「皆さんの協力で帰ってくることができました。この場所に戻ってこれたことは本当に嬉しい。これからは1000日を目指したい。みなさんには何歳になってもチャレンジをしてほしい」と僧侶・檀信徒にお礼と決意を述べられた。
檀信徒はうなずき、一生懸命に合掌をして藤原師の言葉に耳を傾けていた。
北海道西 田鎖佳史師の帰山奉告式
【北海道西】再行を成満した田鎖佳史師の帰山奉告式が2月25日泰信寺(田鎖侃爾住職)で営まれ檀信徒160名が参列した。泰信寺は幌見峠の中腹にあり、降雪量が多く寺族檀信徒は連日除雪に追われる中、帰山式を迎えた。峠から吹き降ろす寒風で肌を切り裂く痛みを覚える中、三人の行僧と共に五体洗浣の水行を行い奉告式に臨んだ。奉告文の中で、初行で学び得た修法布教実践を重ねる中、更なる自己研鑚に駆られ師父、檀信徒の激励を受け入行し、幣束相伝を承けたこと、入行中に湯殿の神である「跋陀婆羅菩薩」を自仏として勧請し迎えたことを帰山と共に泰信寺諸仏諸天へ奉告し修法布教に精進することを誓った。
北海道西 伊藤竜弘師の帰山報告式
【北海道西】再行伊藤竜弘上人の帰山報告式が2月25日、石狩市厚龍寺(同寺副住職)にて同管区より入行された古田智康副伝師はじめ同行僧4名出仕のもと行われ、檀信徒約150人が参列した。
海岸沿いにある厚田は風が強くこの日も吹雪に見舞われたが、自坊に向かう行列には大勢の檀信徒も参加し無事に到着した。
水行時には吹雪も止み、伊藤上人の唱える力強く肝文を唱える姿に檀信徒は感激し手を合わせた。伊藤上人は謝辞で「今回の修行で、留守を守ってくれる寺族、帰りを待っていてくれている檀信徒も修行であり、決して私だけの修行ではないと実感しました。私たちは目に見えるものより、目に見えないものの方が大切なのではないかと改めて感じました。皆様方に頂いたお心が私の心の支えとなり、無事に行を修め本日を迎えることが出来ました。本日は修行で積んできた功徳を皆様にお渡しできたのではないかと思います。」と述べた。