2016年9月1日
長野 教化センター講演会・「昨今の葬儀事情」
【長野】教化センター(小倉善光会長)は9月1日、松本市円乗寺(小倉日教猊下代務)において県内の葬祭センターより小澤忍さんを講師として招き、教師に向けて「昨今の葬儀事情」と題して講演会を行った。県内寺院から18名の教師が集まり、昨今の葬儀のあり方に変化を感じながら聴講していた。
小澤さんは、葬祭センターが発足した40年前からの経験や近年の10数年間のデータを元に、人口推移や葬儀の依頼数、葬儀内容の変化の現状を報告しながら今後の葬祭センターのあり方や教師がどのように関わって行くべきかなどを講演された。
普段は葬祭場で葬祭センターの関係者と話をすることしかない教師にとって、この度の講演会は貴重な場となった。質疑応答などでは活発に意見や質問が投げかけられ、なかなか聞くことのできない諸事情などにも触れることができた。
講演の中には、近年インターネットによる法事・葬儀の申し込みなど、便利な中に潜む様々な問題が起きていることを取り上げ、なぜそのようなことが起きるのかという背景にも触れたことで教師に求められるものはどのようなものがあるかを提案するような場面もあった。又、これから想定される県外から参入してくる葬祭センターのことにも触れ、地域によって異なる葬祭の伝統的な在り方が乱されるのではないかという懸念も議題となっていた。
現在の長野県内では寺院だけで葬儀などを行うことがほとんど無く、必ずと言って良いほど葬祭センターが関わりを持ち、施主・寺院・葬祭センターが一体となってこれからの葬祭を行うことが当然のようになっていることから、三者が密接な関係を保つことでより良い葬祭になるという見解もあった。中でも教師からの質問で「教師が葬祭センターを通じて出来ることは何か」という問いに対し、「様々な相談会において僧侶の言葉は非常に重要です。我々(葬祭センター人員)が話すよりも説得力や重みがあるので、相談会などでお話をいただけると嬉しい」という回答があり、各寺院の信徒だけではなく対外への発信も投げかけてほしいという気持ちが込められていた。
小倉会長は講演会のあとに行われた反省会の中で「葬儀の中で行っていることの小さなことでも意味がある。それらも含めて我々はもっと学ぶべきことがあるのではないだろうか。この度の講演会のようなものを増やし、教師同志が意識を高め合っていきたい」とも述べていた。



















