2016年7月2日
佐賀県 寺院・総代統一信行会
【佐賀】梅雨の最中の7月4日、九州本山である松尾山光勝寺において、佐賀県宗務所主催の、寺院総代統一信行会が開催された。
これは、佐賀県管区内全寺院の総代が一同に集まり、行学の二道に精進するという行事であり、当日の激しい雨にも関わらず、150名程の参加者が堂内を埋め尽くしていた。まず始めに、佐賀県宗務所長の田中英康上人導師による法味言上の後、参加者への挨拶がなされた。次に、光勝寺貫主である、平井日延猊下による挨拶があった。その中で、松尾山は間もなく開山七〇〇年を迎える事を強調され、管区全寺院で、九州本山・また法華経信仰を盛り上げて欲しいと述べられた。続いて、熊本県の榮立寺住職・村井信照上人による講演が行われた。 「統合する生き方」というテーマで、ご自身が地域で行っているイベントを実例に挙げられ、「お寺を盛り上げるに、地域を盛り上げる」、「何かを切り捨てるのではなく、全てを活かす工夫をする」、といった、参加者全員にとって興味のある、寺院活性化についての取り組みを話された。 その中では、人と人との繋がりが基本にある地域社会において、「人の和」を何よりも大事にされていた。意見の対立があったときに、どちらかに意見を寄せるのではなく、そのどちらをも活かして、より素晴らしいものに統合することができれば、お互いが納得し、その結果もより良いものになるのだと、実体験を交えて語られた。泥の中から蓮華の花が咲くように、泥も蓮も善も悪も、邪も正も、すべて切り離すことができないものである。すべてを一つのものとして、大きな視点で物事を見つめ直すことが、「和」を大切にし、様々な物事の繋がりを、お寺と地域のきずなを生み出してくれるのだと、村井上人は力強く語られていた。 講演の後は、日青会長の藤尾成宣上人による唱題行が行われた。最後に、檀信徒協議会総会で、各種事業報告がなされ、寺院総代統一信行会は閉じられた。参加者一人一人が、寺院や地域の活性に関して、人と人との繋がりを、「統合」という視点を改めて考えさせられたのではないだろうか。



















