全国の通信記事
2015年12月14日号
静岡中 五明会が歳末助け合い募金
【静岡中】静岡中部青年会・五明会は12月14日に静岡市役所前呉服町通りで、歳末助け合い募金を行った。これは東日本大震災の復興支援をするための活動で会員15人が参加。商店街を歩く人々に募金を呼びかけた。本年は初めて、日蓮宗新聞社よりこぞうくんに来てもらい活動に協力してもらった。こぞうくんは子供にはもちろん、大人の方にも好評で、その存在の大きさを感じさせた。皆様からお預かりした浄財115.602円は日本赤十字社を通し被災地に送られる。
2015年12月13日号
兵庫西 檀信徒協議会リーダー研修会
【兵庫西】檀信徒協議会(牛尾富造会長)は、宗務所で昨年12月13日、リーダー研修会を開催し、僧侶檀信徒45人が参加した。
この研修会は、管内寺院・結社・教会で檀信徒のリーダーとなる人材養成を目的として毎年開催している。
研修①では、修法師会長花房英俊師(加古川市法徳寺住職)が『お経練習』を行った。お経の意味や意義、読経の心構えを説明した後、『方便品』『お自我偈』を一々文々で参加者と唱えた。
研修②は、声明師会の谷口慈晃師(たつの市常照寺修徒)が『仏事入門編~素直な心で~』を講演した。「檀信徒信行の手引き」を
用いて、仏事の心得、合掌・礼拝など基本所作を指導し、日々の三宝給仕をする大切さを分かりやすく説いた。
研修③は、青年会の松田龍顕師(姫路市蓮正結社修徒)が『仏事作法について』の講義を行った。「檀信徒信行の手引き」を基に、仏具の説明、線香の本数やお焼香の仕方など、日常行う仏事作法をやさしく解説した。
研修の最後に牛尾会長が法座を行った。昨年度、宗務所で作成した『兵庫県西部御首題帳』を活用し、管内寺院を参拝した牛尾会長。その体験を語り、参加者に各寺院へのお参りを勧めた。
参加者は「今年の研修は良かった。」「お経の練習や身近な仏事について学べて満足。」「帰って家族に学んだことを教えてあげたい。」
と語った。
2015年12月12日号
山梨3 歳末助け合い唱題行脚
【山梨3】十二月十二日、山梨県第三部宗務所(横山義弘宗務所長)・同檀信徒協議会(時田勲会長)は南アルプス市田島報恩寺(佐野顗誓住職)を出発地に毎年恒例の「歳末助け合い唱題行脚」を行った。
開催当日、出発会場となった報恩寺には管内教師、檀信徒合わせて約百七十名の参加者が集まった。今年は例年より気温が暖かく、毎年参加されている参加者の中にはいつも以上に張り切っていた方々もいた。
開会式では檀信徒協議会の時田勲会長が挨拶し、「寒さ厳しい中、大勢の参加感謝いたします。皆さんの日頃感じている幸せを、お題目を通じて東日本大震災をはじめとする各被災地、多くの被災者、さらには恵まれない方々の為にも分けてあげましょう。」と今回の行脚に対する想いを述べた。
参加者から成る長い隊列は教師と檀信徒の代表が掲げる赤、青、二旗の玄題旗を先頭に出発すると、それぞれが被災地や世界平和への想いを胸に、力強くお題目を唱え、歩みを進めた。
今回の行脚では同地区のお寺四ヵ寺、妙太寺(松永峰弦住職)実成寺(岡本正富住職)妙善寺、本乗寺(西淳伸住職)にて休憩を摂った。
温かい御供養を受けながら約四キロメートル弱の行程を、二時間かけて練り歩いた。
唱題と団扇太鼓の音に誘われ、沿道には募金を寄せる近隣住民が数多く出ており、中には遠くの方から駆け寄ってくる方もいた。
参加者の中には、「被災地の早期復興や被災者の方々に対して祈りを込めてお題目を唱えているつもりだけど、気付くと自身の心がスッキリしていて、自分が一番救われている気分になる」と述べられた方もいた。
温かい声をかけられた参加者たちは、その声に応えるように最後まで元気一杯にお題目を唱え、充実した気持ちで行脚を終了した。
今回の唱題行脚と、九月、十月、十一月開催された統一信行会、朝粥会、第三部社会教化事業協会(中村義恵会長)、各寺院で集った義援金を合わせた寄付金は六八万二三二六円集まり、宗務所職員、檀信徒協議会役員の手により、公益財団法人「山梨YBS厚生文化事業団」へ寄託された。